- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334738204
感想・レビュー・書評
-
2009/
2009/
押絵と旅する男. 虫. 蜘蛛男. 盲獣. 私と乱歩 久世光彦著.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怖かったです。
エログロ満載です。
短い話なので、すぐに読み終わるのですが、どの作品も頭に残ります。
怖かったです。 -
いろんな江戸川 乱歩が読める1冊です。
幻想と怪奇から、ヘンタイまで(笑)
でも、これが、乱歩の味なのだと思います。
ところで、この「蜘蛛男」のトリックは、どこかで以前、読んだ覚えがあるのですが?
少年物にリライトされたかな? -
江戸川乱歩に外れなし。
-
江戸川乱歩の中でも大好きなお話がぎゅっとつまっています。
押し絵と旅する男は最高の幻想小説ではないでしょうか。
蜘蛛男は一番好きな長編です。 -
【この話が私の夢か私の一時的狂気の幻でなかったら、あの押絵と旅していた男こそ狂人であったに違いない。】
この冒頭が好きだ。何度も読んだ「押絵と旅する男」。主人公と押絵の男との不思議な列車の旅に、引き込まれて離れることが出来ない。
魚津へ蜃気楼を見に出掛けた「私」は、その帰りの汽車の中で、風呂敷に絵の額のようなものを包み大事そうに抱える男に出会った。老人ともいえるその男の荷物は、「奇妙」な程巧緻を極めた押絵だったのである。男の口から明かされる、その押絵に秘められたエピソード…。
愛することは、狂うことなのかもしれない。泉鏡花の「外科室」貴船伯爵夫人のように、江国香織の「神様のボート」葉子のように。実際、押絵の中の「兄」は明らかに狂っていた。愛して、愛して、どうしようもない程愛して…そして狂っていく。
「狂気」と「異界」の観念が遺憾なく描かれた傑作です。 -
「押絵と旅する男」は姜尚中が某所で薦めてて気になったので。乱歩ほとんど読んでないけど、エログロの極地のような本。
日本独特の湿度のある雰囲気は好きだけど、いまいちハマりきれなかった。 -
「押し絵と旅する」。この文章から始まる不可思議な世界。
-
蟲の主人公の哀れさと愛。