- Amazon.co.jp ・本 (644ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334741341
感想・レビュー・書評
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引き込まれた
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ピカレスクロマンと書いてあったが、そこまでではない
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シチリアマフィアのドンの息子、ガルシアの話。600ページを超える長編で、全ては最後の100ページのためという感じ。ここからのクライマックスが最高に興奮する。大袈裟ではなく本当に手に汗を握った。
あと新堂作品には必ずといっていいほど小心者の面白いキャラクターが登場して笑わせてくれるのも良い。(今回は片桐。笑)三部作という事なので早速続編を読んでみようと思う。 -
新堂作品のグロさにやられつつも、
時にこういったちょっとストイックな素敵な作品に出会えると嬉しい。
実はこの続きの「聖殺人者」から読んでしまい、
これが3部作だったと知ってあわてて読んだ。
いつもの新堂節のえぐさもありつつ、イタリアンマフィアと言う設定のせいか?
ややトーンがスマートで、読みやすかった。 -
まあ、突っ込みたい部分は多々あるが、面白く読めたかな?
盲目の設定には無理があるのでは??
ガルシアぐらいの人間なら気づくと思うけどね。
続編もあるので、読んでみようかな。
内容(「BOOK」データベースより)
シチリアマフィアのドンの息子ガルシアは、仲間の裏切りにより家族を皆殺しにされてしまう。祖母の生まれ育った国、日本へ―。その心には、燃えるような復讐への思いが滾っていた。日本の裏社会で類い希な戦闘能力を買われたガルシアは、山王寺組若頭・不破の暗殺を請け負う。が、不破もまた非道極まりない殺人マシーンだった…。凄絶なピカレスクロマン。 -
作品冒頭は、いきなりイタリアのシチリアから始まる。抗争渦巻くマフィアの世界に生きる冷徹な男、
ガルシアが主人公である。
彼の作品で外国が舞台になるのは初めての試みで、読み始めはさすがに驚いたが、その後ある事件がきっかけで舞台は新宿・歌舞伎町へ……。
新堂の、どの作品を読んでいてもそうなのだが、暴力的表現が秀逸すぎて、読後に、ある種の「快感」が生まれてしまう。
こういう風に書くと、お叱りを受けそうだが「暗黒小説」の魅力は間違いなくそれだ。椅子に座りながら本を読み始めると、決して自分は体験することの無い闇の世界の主人公になり、悪の世界にどっぷりとハマってしまう。
だからこそ、読み終わった後には、今自分のいる安息の日々を再確認することができる。
過去の作品同様「悪の華」も、倒すべきライバルがいて、主人公が心の傷を背負い、裏切られ、傷を負い……というパターンは決まっている。
しかし、だからこそ安心して読み続けることができ、一服の清涼剤となるのである。
感情の振り子が「負」の側に思い切り振り切られ、読後には逆に帰ってくる。それがこの『悪の華』だ。 -
<DIV style="background-color : white ;color :black ;padding : 8px 8px; border : 1px inset #ddd; margin : 0px 5px;">嘘っぱちの武勇伝をこれでもかと吐きまくる片桐。そのもとにつくガルシアだが、知らなかったはずの日本語がやたらと上手くなり過ぎ。</DIV>
<h5>出版社 / 著者からの内容紹介</h5>
シチリアマフィアのドンの息子ガルシアは、仲間の裏切りにより家族を皆殺しにされてしまう。祖母の生まれ育った国、日本へ―。その心には、燃えるような復讐への思いが滾っていた。日本の裏社会で類い希な戦闘能力を買われたガルシアは、山王寺組若頭・不破の暗殺を請け負う。が、不破もまた非道極まりない殺人マシーンだった…。凄絶なピカレスクロマン。 -
ガルシアが孤高に闘う様はとてもかっこいい。
イタリアと日本で動く、物語。