江戸川乱歩と13の宝石 第2集 (光文社文庫 み 19-28)

著者 :
制作 : ミステリー文学資料館 
  • 光文社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334743116

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 解説にもあったが、玉石混交だった。
    個人的には完全脱獄と獅子、金属音病事件の3つがおもしろかった。
    獅子はミステリーというより大河ドラマ張りだし、金属音はもうショートショートみたいだった。

  • (収録作品)粘土の犬(仁木悦子)/獅子(山村正夫)/重たい影(土屋隆夫)/ママゴト(城昌幸)/これからの探偵小説(対談・松本清張・江戸川乱歩)/寝衣(渡辺啓助)/切断(土英雄)/屍臭を追う男泥靴の死神(島田一男)/似合わない指輪(竹村直伸)/完全脱獄(楠田匡介)/お墓に青い花を(樹下太郎)/夜明けまで(大薮春彦)/金属音病事件(佐野洋)

  • 雑誌「宝石」からの傑作選その2。
    初めて読む人から、名前だけ知ってる人、名作と知りつつ読めなかった作品など、バラエティ豊かで楽しめた。
    「粘土の犬」子供の心理から推理するという流れは面白い。
    「獅子」犯人捜しならぬ被害者捜しというテーマの新展開と思った。
    「完全脱獄」ただの脱獄ものではない、もう一つひねった展開。完全な脱獄が崩れていく様も、サスペンスフル。
    「金属音病事件」SFミステリということになるのだろうか、ある奇妙な病気を巡って推論を戦わせる過程が面白い。後半の殺人事件のほうも、この設定をうまく生かしたものになってると思う。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1928 - 1986。小説家。ミステリーや童話を手がけ、1957年に長編デビュー作『猫は知っていた』で江戸川乱歩賞を受賞。明快で爽やかな作風で、「日本のクリスティー」と称された。1981年には「赤い猫」で日本推理作家協会賞を受賞。無類の猫好きとして知られる。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

仁木悦子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×