萌黄色のハンカチ-フ: 杉原爽香、三十五歳の春 長編青春ミステリ- (光文社文庫 あ 1-112)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334744700

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第21弾。

    小説の中の人物も実際の年月の進行とともに年をとっていくという珍しい設定、しかもタイトルには必ず、色の名前がつくというこだわりの、年に1冊の書き下ろし文庫本。赤川作品で自分で購入して読むのはこのシリーズだけになってしまいました。

    今回も殺人事件、社内の出生争い、ぐうたら兄貴の不祥事、、、と、トントン拍子の展開は、相変わらずでマンネリ気味ではありますが、年に1回ともなれば、それなりの楽しみにはなってくれています。

    ただ、今回、殺人事件の犯人探しが、これまた警察の不祥事がらみのお話になって、つい1日前に読了した本「孤狼―刑事・鳴沢了」と同じで、あちらが徹底的にやってくれたのとは対照的だったのが残念。

    (2008/10/1)

  • 相変わらずのシリーズ21作目だが、くず男たちに加えてくず女まで出てきた。後引きそう・・・。そして殺人事件くらいではびくともしない爽香に大きな出来事が・・・

  • 次作が楽しみな展開に!

  • 49歳→39歳→40歳→41歳→42歳→43歳→44歳→48歳→47歳→46歳→45歳→38歳→37歳→36歳→35歳

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    夫婦水入らずでの欧州旅行を楽しんだ爽香と明男。フランクフルトで、爽香は女優の笹倉弥生、劇団主宰の喜多原光夫と知り合う。帰国後、爽香が出席したパーティ会場に二人の姿が。会場ホテルのトイレで喜多原が殺される。一方「G興産」社内では、爽香を退職に追い込もうと謀略を企だてる同僚が―。読者とともに登場人物が年齢を重ねる人気シリーズ第二十一弾。

    令和2年1月26日~28日

  • 欧州旅行へ行った爽香と明男。そこで、笹倉弥生と喜多原に出会います。日本に帰った後も、何かと出会い、パーティ会場で喜多原が殺されたときも爽香はその場にいます。その他には、お騒がせの兄、充夫が詐欺に引っかかったり、姪の綾香が外国人の彼氏と結婚したいと言い出したり、職場での爽香をよく思っていない人が現れたり、相変わらず爽香の周りは騒がしいです。それでも、解決するのですが、最後の最後に萌黄色のハンカチが出てくるのは、今後も事件に巻き込まれる予兆なのか。爽香も妊娠し一児の母になるので、落ち着かせてあげて欲しいです。

  • 201505

  • 爽香シリーズ21弾。

    爽香の実兄がやらかしてくれる今作。

    事件が幾つも同時進行していて、最後には全部繋がるのがスゴいと思う。

  • かるくてイイわ^_^

  • 赤川作品で一番好きなシリーズです。
    一年に一度のお楽しみ。
    爽香35歳。

    すっかり大人です。でも、時に可愛く、時にお姉さんに。
    今回はまたまた爽香の実兄がやらかして、またまた心配事を増やします。
    レビューとか見てても、「こいつさえいなかったら」NO1(笑)
    そんなに妹に勝ちたいのかね?
    なら一千万円返してから云え!!と、爽香に変わって云いたいくらいです。

    明男もいい奴になったね、あんなにのらりくらりした奴だったのに(笑)
    でも私は麻生くんの方が好きです(笑)
    今回は爽香の自称ライバルが登場。
    でも、良いライバルでは無かった残念。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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