江戸川乱歩の推理試験 (光文社文庫 み 19-32)

著者 :
制作 : ミステリー文学資料館 
  • 光文社
3.69
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本棚登録 : 61
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745349

感想・レビュー・書評

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  • 自分の予想を超える
    トリックが凄い!

    • みかさん
      超えてきましたか!
      超えてきましたか!
      2019/03/30
  • 3 

    犯人当て推理クイズ・アンソロジー。1編が短いので、空いた時間に少しずつ読んでいたが、ようやく読み終えた。
    クイズに使うにはもったいないようなちゃんとしたトリックのもの、読んでるそばから真相がわかってしまう安易なもの、その問題文を読んで犯人を当てるのは不可能だろうというようなものまで、出来にばらつきがあるが、多くはしっかりと短編小説として書かれているものなので、なかなかに楽しめる。乱歩の作がジュブナイルで、しかもトリックも有名なアレだったりするのでちょっと物足りないが、ハッハハと高笑いする小林少年など見所もある。
    興味深いのは「精神分析医の死」。これを読んで、どこかで読んだものとまるっきり同じだなと思ったら、巻末の解題で新保さんも触れていた。大下宇陀児の解答が、乱歩が当初考えていたものと異なっていたのだが、おそらく乱歩は元ネタ同様の犯人を考えていたのではないだろうか。大下の解答も見事なので、読み比べてみるのも面白い。そして、あそこで北村薫が触れていたのはこれのことかと思うと、予想外にこんなところで繋がったかという偶然に驚き、何やら珍しいものを発見したかのようなささやかな喜びさえ感じる。

  • 自分には全然解けませんでしたが、
    江戸川乱歩と一緒に問題を解いているようで、とてもよかったです
    推理ものが得意だったり、好きだったりする人はぜひ!

  • (収録作品)推理試験(出題者のことば(江戸川乱歩)/とどめを刺す(渡辺剣次)/車中の人(飛鳥高)/第三の穴(楠田匡介)/小さなビルの裏で(桂英二) /三人の容疑者(佐野洋))/推理教室(孤独な朝食(樹下太郎)/九十九点の犯罪(土屋隆夫)/見晴台の惨劇(山村正夫)/殺人混成曲(千代有三)/薄い刃(飛鳥高)/競馬場の殺人(大河内常平)/干潟の小屋(多岐川恭)/バッカスの睡り(鷲尾三郎)/深夜の殺人者(岡田鯱彦)/湯壺の中の死体(宮原龍雄)/あるエープリール・フール(佐野洋)/密室の凶器(山村正夫)/呼鈴(永瀬三吾)/表装(楠田匡介)/落花(飛鳥高)/魚眠荘殺人事件(鮎川哲也)/奇妙なアルバイト(江戸川乱歩)/霧にとけた真珠(江戸川乱歩)/精神分析医の死(江戸川乱歩・大下宇陀児)/犯人は誰だ(堀崎繁喜・江戸川乱歩・木々高太郎・大下宇陀児)


  • 短篇のクイズのような作品集。
    ただ、これが普通の推理クイズと違うのは、きちんと作品が推理作家によって作られた点。
    短くて。ものによってはいやそれは・・と思うものの、総じて楽しめた。

    ただ、肝心の江戸川乱歩からの出題が明らかに子供向けというのが・・
    他の作品は基本、遺産狙いや色恋がらみなんだよー。無理がある・・

    ま、さくさく楽しめるので、よしとしますか。

  • 090303

  • 半分くらいは推理できたかな。悩みながら読みました。

  • 未読

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