月下の恋人 (光文社文庫 あ 29-5)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746421

感想・レビュー・書評

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  • 2011/4/7

  • 最後の「冬の旅」が良かった。
    「黒い森」は面白かったけど、どういうことなのかなぁ…。
    全部、短編ドラマで映像化したら面白そうだなと思った。

  • あっという間に読んでしまった。
    短編集ゆえに総評は難しいが、しかしながら満点をつけざるを得ないモノが数あることをまずは上奏したい。
    あえて総評を試みるならば、苦味のなかに垣間見る甘味が癖になる一杯のコーヒーのようでもある。

  • 『情夜』『告白』『適当なアルバイト』『風蕭蕭(しょうしょう)』『忘れじの宿』『黒い森』『回転扉』『同じ棲』『あなたに会いたい』『月下の恋人』『冬の旅』11編の短編からなる。

    浅田さんの青春小説が好きな人は、『適当なアルバイト』『風蕭蕭』がオススメ。

    最後『冬の旅』は自叙伝的な話のようだが不思議な雰囲気と浅田さんの闇をみるようなお話で他の作品(収録作以外も含め)と異なる内容となっている。

  • 短編集なのですが、一話一話に情感があって引き込まれました。
    私の大好きな、幻想的な雰囲気をもった話(幻想小説に分類されるような話)が多かったのが、個人的に気に入った要因でもあると思います。
    いくつかは古い時代の話で、私のような若者よりも浅田さんと同年代の方々が読むとさらに情感が増してさらに面白く読めるんだろうなと、読んでいて感じました。

    いろいろな季節の話が入っているのでいつ読んでも楽しめる本です。
    過ごしやすい静かな夜のお供にいかがですか?

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    恋人に別れを告げるために訪れた海辺の宿で起こった奇跡を描いた表題作「月下の恋人」。ぼろアパートの隣の部屋に住む、間抜けだけど生真面目でちょっと憎めない駄目ヤクザの物語「風蕭蕭」。夏休みに友人と入ったお化け屋敷のアルバイトで経験した怪奇譚「適当なアルバイト」…。珠玉の十一篇を収録。

  • 2013.02.26 読了

  • 相変わらず、浅田次郎の短編はちょっとミステリアス&ほろっとしたりで心憎い小品集である。

  • 「男が女を貧しい人生だったと計るのは、男はんのものさしや。その女はんは愛情の塊や。男はんの恋は奪うもの。女の恋は捧げるもの」
    「忘れじの宿」からの言葉です。男女の恋は、それぞれ違うの。だから、心の入るタイミングも、違ったり、互いにズレてくるんだろうなぁ。 言葉の美しさに触れて気づくことができると、幸せを覚えます。

  • 短編集。少し文学的な表現が印象的。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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