三毛猫ホ-ムズの暗黒迷路: 長編推理小説 (光文社文庫 あ 1-123)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747558

感想・レビュー・書評

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  • 安定の面白さ。
    ーーー
    立ち並ぶ工場が次々と倒産し、人々が去ったゴーストタウン。迷路のようなこの町に殺人犯の金山が潜んでいた。片山たちとともに捜査にあたった笹井は、金山と間違えて同僚の若原を撃ってしまう。その現場を金山が見ていた! 笹井は脅され逃亡の手助けを約束させられる。金山は笹井の娘・亜季子にも近付く。何も知らない彼女は、殺人犯に惹かれていくのだったーー。

  • 今のところ三毛猫ホームズのシリーズでは一番好き。最後の犯人が殺された後辺りは色々泣けました。私が涙脆いのか三毛猫ホームズのシリーズでは毎度泣いてます。

  • 結構重い話だったが、真犯人の存在が唐突すぎて受け容れ難かった。ホームズにもっと活躍してほしかった。

  • 最後のボーイフレンドの登場がご都合主義的な感じで、、、それ以外はまあまあ

  • 三毛猫ホームズシリーズはほんと読みやすくてあっというまに終わってしまう。昔もっと集めてたんだけど、どれを読んだかさっぱり分からなくなってしまった。。

  •  逃亡中の連続殺人犯を追っている定年間近のベテラン刑事が、手違いで同行していた若手刑事を射殺した現場を殺人犯に見られてしまう場面から物語は始まります。
    細い路地がたくさんある迷路のような場所、更に目の前の相手もライトで照らさないと分からないくらい真っ暗な場所・・更に主人公たちが事件の謎を追いかけながらも全く先が見えてこない様子は「暗黒迷路」に迷い込んだ感覚を覚えます。

    ただ、個人的に残念だったのが人間関係の描写が薄かったことでしょうか。
    主人公が事件と直接関係のない女の子なので、彼女視点から詳しく描写するのは難しいのだとは思いますが、なんとなく物足りない感じ。
    事件を契機に変化していったとあるカップルの顛末だけをピックアップしたら面白いかもしれません。作品の趣旨とは異なってきますが・・・

    ホームズ、と聞いて(もしかして猫が事件の謎を解いていくのか?)と思ってしまいましたがそんな訳なはなく、毛色がきれいな大人しい三毛猫ちゃんでした。
    ただ、要所要所で人々に働きかけ、「解決」への歯車になっているホームズちゃんは、安楽椅子や人前で推理を披露するタイプとは違う、新しいタイプの名探偵なのかもしれません。

  • ストーリーは良いけど内容が薄いというか。真犯人登場が唐突過ぎる。え?お前かよ?みたいな。動機もなぁ。もうちょっと書き込んで欲しかったなぁ。色々と面白い要素がいっぱいなのに生かし切れてないというか。片山と江里のエピソードも中途半端だったし。うーん。面白いんだけどなぁ。

  • ○○年振りに読んだ三毛猫ホームズシリーズ(笑)
    相変わらずの読みやすさ!!
    でもホームズってもうただそこにいるだけなのね?(;^◇^;)ゝ

    前半はあらすじ通りの展開で面白かったけど
    後半…いきなり1年が経っていてビックリ∑( ̄ロ ̄|||)

    パタパタパタとある意味都合よく話が進みお約束の展開(-ω-;)

    片山刑事もお約束のオチだったなぁ…。

    違う人が書けばもっとドロドロと陰惨な話になるんだろうけど
    さすが赤川さんとっても陰惨な話には思えない(^∇^;)ははー

  • ドラマ化(以下略)

    誰もが犯罪に、手を染める可能性がある、というのを、特に描いた作品。
    逃げずに認められれば良かったのだろうが、そこまで人は強くいられることが出来るのか。
    難しい。

  • ホームズが脇役すぎる。帰省する際にキオスクで買って電車でよんだ。いい暇つぶしになった。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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