作品紹介・あらすじ
豊科の運送会社社長・福沢正澄が、刺殺死体となって発見された。正澄は山から帰宅したところを襲われたと見られるが、同居する父親・寛文も姿を消していた。福沢家がこの地に移ってきた三十八年前に、何が起きたのか。父子の「過去」を追って、伊勢・志摩に飛んだ刑事・道原伝吉の捜査が、事件の発端となった驚愕の事実を明らかにする!名匠が描く傑作長編推理。
感想・レビュー・書評
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いつもはさくっと読める道原伝吉シリーズだが
なぜかこの本は休み休みでないと読めなかった。
結末があまりにも荒唐無稽で吃驚だ。
そんなに都合よく現金を掻っ攫えるんならいいな(爆)。
最初の殺人の容疑者が特定されただけで
捕まらないで終わったような気がするのは気のせいか(笑)。
著者プロフィール
長野県生まれ。昭和55年、作家デビュー。山岳ミステリー、旅情ミステリーの第一人者として人気を博している。著書に私立探偵・小仏太郎シリーズ(小社刊)ほか、人情刑事・道原伝吉、旅行作家・茶屋次郎、山岳救助隊員・紫門一鬼などの人気シリーズ、松本清張との交流を描いた『回想・松本清張 私だけが知る巨人の素顔』がある。近刊に『白馬八方尾根殺人事件』『京都・化野殺人回路』『鎌倉殺人水系』『松本―日本平殺人連鎖』などがある。
「2023年 『男鹿半島 北緯40度の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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