オルラ/オリーヴ園 モーパッサン傑作選 (光文社古典新訳文庫 Aモ 2-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334754310

感想・レビュー・書評

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  • 大学のフランス文学講義の予習のため。

    部屋の中にいる見えない何ものかが本をめくるイメージが不気味に想像できた。
    自然の描写と、炎の描写が豊かで美しいと感じた。



  •  大学時代、フランス語の授業で初めて読んだ作品が、モーパッサンの『オルラ』であった。辞書を引いて、一語一語確認しながら読み進めていったが、ル・オルラと怪しいモノの名前が判明したところで、ゾッ〜とした記憶が残っている。

     モーパッサン晩期の中、短編になるが、コメディ調のもの、悲劇的なもの、ホッコリさせられるもの等々、バリエーションに富んだ編集で、読み応えがある。

  • 「7人いる子どもたちのうち、一人はあなたの
    子じゃないのよ!」

  • 作者のことは好きで何冊読んだが記憶してないが、どの作品もらしさが出ていて良かった。変に登場人物を作ったり、その説明がなくて読みやすいんだよな。やっぱり西洋人のコミュニケーション能力は成熟していて、自分の考えを見極めて生きている気がする。

  • 『ラテン語問題』『オトー父子』○。

    編集部による最後の但書にグッときた。

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著者プロフィール

フランス人。1850〜93年。母の友人フローベールにすすめられ文筆に転向。最初の成功作『脂肪の塊』(1880)で一躍新聞小説の寵児となる。短編約三○○、長編数作を書く。長編に『女の一生』(1883)『ベラミ』(1885)。短編小説『幻覚』や『恐怖』は戦慄させるほどの正確さで狂気や恐怖を描写し、この狂気の兆候が1892年発病となり、精神病院でなくなる。

「2004年 『モーパッサン残酷短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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