好色一代男 (光文社古典新訳文庫 K-Aイ 1-1)

著者 : 井原西鶴

• 光文社 (2023年4月12日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆさんの感想 · 2024年3月28日]

54帖あり、あの作品のパロディと書いてある。

ほー。
世之介は横道世之介のことを思い出す。
こちらの世之介はもてもて。
そりゃあの人のパロディなら。

年齢が小さなころからおんなずき。
親から受け継いだ財産の額にも驚く。
何者だったの？

[徳島文理大学 徳島キャンパス附属図書館さんの感想 · 2023年7月1日]

【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/788415

[やまさんの感想 · 2023年6月22日]

有り余る金の力で放埓の限りを極めた主人公の一生というよりも、その性遍歴の中に人間の、中でも数多の女たちの縮図を見た気分になる。訳文も軽妙で、主人公を含む登場人物の無粋な振る舞いを地の文でばっさりと切り捨てていくのは笑ってしまう。それにしても、古典作品のパロディがこれほどまでに含まれているとは。豊富な注釈のおかげでどうにか読み終えたものの、当時は注釈なしで数々の「元ネタ」を読み解くことも粋の条件だったりしたのだろうか。

[京都府立大学附属図書館さんの感想 · 2023年5月17日]

京都府立大学附属図書館OPAC↓
https://opacs.pref.kyoto.lg.jp/opac/volume/1262897?locate=ja&target=l

著者プロフィール

（1642～1693） 江戸前期の浮世草子・浄瑠璃作者・俳人。本名は平山藤五。「好色一代男」「好色五人女」「武家義理物語」「日本永代蔵」「世間胸算用」「本朝二十不孝」「西鶴置土産」など。

「2019年 『男色大鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」