無宿: 吉原裏同心 18 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-40 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2013年3月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334765392
作品紹介・あらすじ
質商小川屋の一家総勢七人が惨殺された。一方、「御免色里」の吉原では人気絶頂の花魁・薄墨太夫の周囲で異変が。次々起こる「怪異」「殺し」に、吉原裏同心・神守幹次郎は東奔西走し、その身にも危機が迫る。そして、下手人を探索中に浮かび上がった薄墨太夫、衝撃の過去-。か弱き女と人の命を蝕む「悪」に幹次郎の豪剣がついに火を噴く。超人気シリーズ、至福の十八弾。文庫書下ろし長編時代小説。
感想・レビュー・書評
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確かにかつての兄の許嫁が薄墨太夫になっていたら、何か利用できないかと企む輩がいても不思議じゃない。
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薄墨太夫の出自と質屋7人の惨殺。無関係と思われる2つの出来事が1つにつながる。
そして、七助親方と萩野ことおいねの祝言が温かみを醸し出す。 -
ラストで
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薄墨太夫との距離がやけに縮まりすぎてるな。面白いからいいんだけど。面番所の村崎がひょんなことから活躍しないかしら。
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主人公の妻へののろけ、薄墨太夫にまとわりつく勘違い男出現、巷を騒がせる残忍な押し込み強盗(一家七人惨殺)の三本。
妻である汀女へ愛しいだのなんだのと朝っぱらから言える幹次郎に完敗。
変な理屈で、加門麻の形ばかりの許婚死亡→その許婚の後継ぎだから俺の嫁→なのに吉原に身売りするとはけしからん!と思えるその思考回路野郎がただただ気持ち悪い。スパッと切ってくれてすっきりした。
押し込み強盗かもしれない荒んだ二人組とすれ違っただけで、人相から衣装まで覚えている幹次郎。だからなのか定廻り同心に頼りにされて、死体発見現場にまで呼び出され、捕り物にまで駆り出されることに。今後も頼りにされそうな予感。
汀女が新造コスプレで薄墨太夫に同行したり、薄墨太夫の並々ならぬ幹次郎への思慕を知りながら、なお一度望みを叶えてやりたいと言える汀女。
話としては面白いけれど、少し無理があるのではと思うことも。深く考えずに楽しめばいいか。 -
薄墨太夫が狙われる話、これはドラマでやってた。こんな後の方の巻の話だったんですね。相変わらず面白いです。
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内容(「BOOK」データベースより)
質商小川屋の一家総勢七人が惨殺された。一方、「御免色里」の吉原では人気絶頂の花魁・薄墨太夫の周囲で異変が。次々起こる「怪異」「殺し」に、吉原裏同心・神守幹次郎は東奔西走し、その身にも危機が迫る。そして、下手人を探索中に浮かび上がった薄墨太夫、衝撃の過去―。か弱き女と人の命を蝕む「悪」に幹次郎の豪剣がついに火を噴く。超人気シリーズ、至福の十八弾。文庫書下ろし長編時代小説。
9月25日~27日 -
薄墨太夫の純情が切ない。