- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334768171
感想・レビュー・書評
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金田一耕助に刺激を受けて誕生した、八人の名探偵が活躍する短編を集めたアンソロジー。現在の目で見ると、流石に勿体をつけすぎる、気取りが鼻に付くタイプが多いのは、当時の名探偵観を表していると思えばいいか。評価に苦しむような密室トリックが印象的な飛鳥高「犠牲者」が、個人的にはベスト。
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角田喜久雄、楠田匡介、大坪砂男、天城一などなど、なんて私好みのラインナップw 昭和22年~25年に発表された、名探偵達の物語です。戦争終了後に巻き起こった探偵小説ブームという勢いのある中で描かれたこれら。あの時代の探偵小説にかける情熱と勢いが感じられて良いです。あの時代にしかない、なんともいえないスタイルみたいなのがありますよね…。
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面白かった。
戦後間もなく刊行された数多の探偵小説から、一人一話ずつ持ち出された作品集。
現代のミステリ探偵ほどエキセントリックではないにもかかわらず、十二分にキャラクターの立った探偵たちの誰一人知りませんでした。
ああ勿体無い。
今読んでも古びた感のないその世界にちょっと浸かってみたくなりました。
でも、短編の連なりだからさらりと読めるのかもしれません。
長編だったら私の方がへこたれるかもしれない。 -
昭和22〜25年の作品集
さすがに読みにくくてギブアップ。作品としてはいいんだろうけれど、時間があるときに再読かな。