炎上: 警察庁情報分析支援第二室〈裏店〉 (光文社文庫 え 10-1)
- 光文社 (2014年11月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334768270
感想・レビュー・書評
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お宮入り事件の再捜査のため、現場の刑事がはるばる訪ねたのは、警察庁情報分析支援第二室、通称「裏店」だ。
そこには全国から未解決事件の資料が送られて来るらしい。
部屋の主は安孫子警視正。頭脳明晰・傲岸不遜・予測不能な男だ…。
彼の活躍を描いた連作ミステリー短編集です。
お宮入り事件を解決=おみやさん、そんなイメージもわきますが、似ても似つかぬ強烈なキャラクターに驚かされました。
結局お宮入り事件の話は一つだけだったのが何だか残念。そういう設定で引っ張るのかと思ったんだけどな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
職場では怪しい研究に没頭し、相手が誰であろうと命令口調。行動すべてが予測不能、態度は決まって傲岸不遜。しかし、不可解な事件の捜査に当たれば、その頭脳明晰ぶりで瞬く間に真相を解き明かす。彼は安孫子弘警視正。所属は警察庁情報分析支援第二室、通称“裏店”。 -
アタマはキレるが、何ともいけ好かない警視正の安孫子弘を主人公にした連作短編集の第1弾。
それなりには面白いのだが、ストーリーに今ひとつのキレが無く、主人公の安孫子弘の人物像が不明確であるのが残念。
『消失』『黒猫』『窃盗犯』『炎上』の4編を収録。この中では『黒猫』が一番面白かった。 -
かなり個性的な安孫子警視正の推理が冴え渡る4つの連作短編集。この前にもう一つあるのを知らずに読んでしまったけど、大丈夫だった。
犯人は当たりがつきやすいけど、最後、犯人逮捕で終わらない話もあり、楽しめました。
表題作が一番印象に残った。前の作品と続編も読みたい。 -
(収録作品)消失/黒猫/窃盗犯/炎上