- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334772697
感想・レビュー・書評
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風俗で返済に当たる学生ローン的奨学金問題。二、三巻よりも事件と登場人物が馴染んで入り込めた。それにしても麗子寄りの地の文の清香に対する美しいという表現や、麗子の危機に涙目になる清香等、魅力でもあるけれど多少違和感を覚えるくらい仲が良い。片やマンハントを趣味にしながら両者男性の入り込む隙のない感じ。
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大学生の津村哲郎が死亡した。アルバイトで月二百時間を超える残業の果ての「過労死」だった。彼の妹も、大学に通いながら風俗で働いていた。いくつもの事件を結びつけるキーワードが浮かび上がる。奨学金ーそこには若者たちを陥れる罠が!犯人像作成のプロと特別検屍官。警視庁行動科学課の美女コンビが、彼らの声なき叫びに迫る!
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美女コンビのシリーズ第4弾らしい。幾つかの事件が絡み合っていく。コンパクトにまとまっている感じ。
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六道慧氏の時代小説は、沢山読んでいたが、視庁行動科学課という分野が、あるのかどうかわからないが、とても面白く読めた。
簡単に奨学金という名のもとのスカラシップで、卒業してからの支払いに、若者たちが、どのようにして支払いを続けていくのか?
政府が、最近になって、無利息とか無返金への努力をしているのが、このことなのか?と。
アルバイトの掛け持ち、時間外労働、等をしないと、大学で勉強ができない社会に、釘を刺す本である。
又、医療費問題にも、書かれている部分がある。
日本は、世界の人口でいうと、1.4%で、あるンも関わらず、せかいの消費される薬の4割が、日本で、消費されている。と、、、、医療技術と新薬の開発、医師は患者に負担部分を押し付ける結果なのだと、、、、。
スカラシップについても、大学へ聞きに行ったことがあるが、銀行に預けても、数十円しか利子が、つかないのに、奨学金は、その何百倍の利子が、付く。
馬鹿らしく、親に頭を下げた方がましであるが、親にも親戚にも借りれない人は、この制度を飲むしかないのだと思うと、残念に思う。
勉強しに入学したのに、勉強できずに終えてしまう人がいるのかもしれない。
そして、医療問題もそうである。
薬を飲んでも飲まなくても、効果がないために、飲まずにため込んでしまうが知人が、効果ないです!の言葉で、今まで支払っていた薬代が、半額になったと、先日聞いた。
今の、患者のどれぐらいが、薬を購入しても放置しているのか?
考えさせられる本であったが、男前の女刑事と美しすぎる屍視官の二人の活躍を期待している。