代書屋ミクラ (光文社文庫 ま 21-1)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334772741

感想・レビュー・書評

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  • 東北大学に仙台にゆかりのある人には、親しめる部分も多いと思う。今一つ、浅い感じがして、もう少し深いところでそれぞれの物語がつながっていると、もっとファンが増えそうなシリーズものになりそうです。軽く楽しむという意味ではよい本です。

  • クスリと笑えて、切なくて。初っぱな、サボテンは切ないよなぁ。

  • 三年以内に一定水準の論文を発表できない研究者は即解雇-通称『出すか出されるか法』
    大学及び教育研究機関で施行された法律により、需要が急増している論文代筆業。新人代書屋の『ミクラ』は、大学教授の難題に悪戦苦闘しながら、脳内神の『アカラ様』に語りかけていた。
    「僕のしあわせはどこにあるんでしょう」

    ちょっと頼りなく、惚れっぽいのが玉にキズのミクラ。彼の恋模様(ほとんど始まる前に終わってしまうけど)も気になるけど、論文テーマも中々興味深い。
    そそて、空気も行間もよめない、ただ見守る事しかできない『アカラ様』の存在が、なかなかクセになってくる。

  • こちらも図書館で借りて読んで気に入ったので文庫版で入手。これはカバーから中のイラストまで単行本のまんまなのでうれしい。解説は吉田伸子。

  • 『NOVA』で読んだ時に楽しかったけど、纏めて読むとミクラのキャラにイライラしただけだった理系女であった

  • 大学研究者の論文の代書屋をやっているミクラの奮闘。

    花屋の超現実的な彼女からもらったサボテン。

    仕事を回してくれる同業者のトキトーさん、何度目かもわらかない失恋のまま故郷に帰った際に会った、風変わりな叔父さん。

    失恋体質のミクラ。

    ミクラが泣き虫なところが面白かった。
    トキトーさんとおじさんの関係が謎のまま…最後の終わり方が唐突。

  • 惚れっぽくてもいいじゃない。がんばれミクラ、そのうちいい人が見つかるさ。アカラさまも見守ってくれてるぞ。いや、ホントに見てるだけかもしれないけど…。

  • 途中で飽きてしまった…

  • 【収録作品】超現実な彼女/かけだしどうし/裸の経済学者/ぼくのおじさん/さいごの課題

  • 2016.7.25 読了

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著者プロフィール

1972年茨城県生まれ。東北大学理学部卒。2010年に「あがり」で第1回創元SF短編賞を受賞。著作に同作を収録したSF連作集『あがり』のほか、『架空論文投稿計画』『5まで数える』『イヴの末裔たちの明日』などがある。

「2022年 『シュレーディンガーの少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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