烈火の裁き: 人情同心 神鳴り源蔵 (光文社文庫 こ 15-44 光文社時代小説文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334776107

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  • 烈火の裁き ー 人情同心 神鳴り源蔵シリーズの8作目
    2018.04発行。字の大きさは…中。

    捕り物帖と言うよりは時代劇サスペンス。

    南町奉行所定町廻り同心・尾上源蔵は、遊び人の時蔵を植木職人の升吉を殺した下手人として捕まえる。
    奉行所の詮議所で時蔵と升吉の妻・おみねが、升吉が殺された時は、時蔵は与力の高坂様に会っていたと証言した。
    この証言は、飛騨屋が高坂に依頼したもので。
    高坂、時蔵、おみね、飛騨屋がぐるになって源蔵をはめようとしている。
    源蔵は、犯人の取り違えで謹慎。このままいけば、お役御免になるが…。

    【読後】
    材木問屋・飛騨屋鴈治郎は、南町奉行所の与力・高坂又五郎と結託して定町廻り同心・尾上源蔵をお役御免に追い込もうとするが、さてどうなるか…。
    源蔵が、時蔵を升吉を殺した下手人として捕まえるが。これは、何かの謀のような気がする。その謀を源蔵は、解き明かせるか。
    そして、材木の仲買人の喜久三とかみさんのおせんが斬り殺される。
    飛騨屋は、升吉についで喜久三夫婦の殺しを主導しているが…。
    奉行所の詮議所で時蔵と升吉の妻・おみねが、升吉が殺された時は、時蔵は与力の高坂様に会っていたと証言した。
    この証言により源蔵は、犯人を取り違えたことになる。
    高坂、時蔵、おみね、飛騨屋がぐるになって源蔵をはめた。
    源蔵は、謹慎。このままいけば取り違えは、お役御免。
    さて源蔵は、どうなるか…。

    【コメント】
    やっと第8巻を読み終ったので、あとは、第9巻と第10巻です。
    そして、最新刊の第11巻が、図書館から来るのを待つだけです。

    もうしばらく、このシリーズが続く事となります。

  • 今回は源蔵を陥れようとする謀がおこる。
    同業者を陥れ、店を大きくした「飛騨屋」
    あろうことか、源蔵の上司にあたる与力も金で動かす。

    今回は謹慎の命を受けて動きが取れない源蔵。
    文太、六助、竜吉、力を合わせて捜査をする。

    巻末の爽快感は半端ない。

  • 罠にはまったのか、わざとはまったのか?

  • 月潟村の角米獅子から逃れてきた二人の下っぴきの活躍が半分。

  • 第八弾
    悪事の発覚を恐れ、罠に
    与力をも取り込んだ罠に手下達の活躍と成長

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著者プロフィール

一九四七年、東京都生まれ。八三年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八八年「絆」で日本推理作家協会賞、九〇年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「仇討ち東海道」「遠山金四郎」「風烈廻り与力・青柳剣一郎」「栄次郎江戸暦」「蘭方医・宇津木新吾」「親子十手捕物帳」「八丁堀赤鬼忠孝譚」「義賊・神田小僧」シリーズなど著書多数。

「2023年 『剣の約束 はぐれ武士・松永九郎兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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