白刃 鬼役(二十四) (光文社文庫 さ 26-29 光文社時代小説文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334776572

感想・レビュー・書評

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  • なんだか悲しさがあふれる24巻目。
    物悲しいというかなんというか報われない感がすごい
    前巻で亡くなってしまった橘の代わりに、新たに密命を下すの誰や誰やと思って読んでたら
    本当に最後やっと出てきた!待ってたよ!!
    これで水を得た魚のようになってほしいもんだけど
    お奉行の矢部然り、謎の痩せ男然り何か煮え切らないことが多い
    やっと八瀬(矢背)のことも徐々にわかってきた感があるので
    これはまたずいぶんと先は長いな~

  • 正直なところ 橘右近がいなくなり、密命を出す者に自ずと期待値が高くなったのだが、いまひとつ。。。引き込まれない。

    アクがなくてもいいのだが、なにかこう魅力に欠けるような。
    とはいえ、橘右近があらわれた頃もそう思っていたような気もする。

    ということで次回に期待。

  • 最後に橘の替わりが
    予想もしなかった人物
    今後が楽しみだが、先は長い

  • 第二十四弾
    親友の子と共に姦計に倒れた無念に立ち上がる
    そして新たなる密命には万里小路局-如心尼
    鳥居の前で仇を討ち?

  • 幕閣の重鎮の橘右近が、亡くなり、さて、蔵人介に密命を与える者は誰なのか?

    3話からなる。十六夜の月の席書が、大きな事件の発端となって行く。
    一枚の書に、100両以上の値の付くもの、、、と、義母志乃の言葉に、、、蔵人介は、徳大寺家の春光に逢いにいくのだが、、、矢背の姓の由来も、裏の役目を背負っている事も知っていた。

    内密にしていたことが、知っている者が居る事に、敵は?そして、密命を指示する者は?、痩せ男は?・・・・

    読んでしまわないと、どうなる事と、、、、気が焦る。

    そして、公正中立、謹厳実直の江戸町奉行 矢部も、私利私欲の為政者の罠というか、無理やり、罪をきせられて仕舞い、失速してしまう事に、口惜しさを感じてしまう。

    剣の友、高柳の介錯も、蔵人介が、、、、何と無残な、
    、、、、

    そして橘右近に代わって、万里小路局の如心尼が、、、、密命を下す。

    替えましょ、替えましょ、、、、鷽替えは、大宰府の天満宮だけかと、思っていたのだが、、、亀戸の普門院も行われている事を知った。

    次回は、又どうなる事やら、、、、興味深々である。

  • 橘さまが亡くなって辛いことが続きますね。

  • 2018年5月光文社文庫刊。書下ろし。シリーズ24作目。3つの連作短編。橘右近に替わる者が誰なのか?の謎を描いていく過程が面白い。痩せ男の謎は依然として続き、またまた次巻も楽しみ。

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著者プロフィール

坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。主なシリーズに「鬼役」「鬼役伝」「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「はぐれ又兵衛例繰控」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

「2023年 『うぽっぽ同心終活指南(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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