金座: 鬼役(二十六) (光文社文庫 さ 26-36 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2019年4月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334778422
感想・レビュー・書評
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このシリーズは、毎回楽しみにしています。
この本は、読みやすい。
一気に読む。
義母がいなくなり、それにまつわる話しからなる。
やっと「痩せ男」が亡くなった。
ほんとこの「痩せ男」は、好きになれなかった。
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継承 ー 鬼役シリーズの26作目
2019.04発行。字の大きさは…中。2019.05.17読了。★★★☆☆
猫が物言う、十寸髪、怨嗟の果て、の短編3話。
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2022.09.11修正詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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2019/11/06
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2019年4月光文社時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ26作目。痩せ男の秘密が解き明かされ、背後の悪巧みも白日の元にさらされる。しかし、ここまで引っ張った割には、真相が、薄っぺらな気が。更なる真相があるのだろうか。巻末メモの空下りは、なんかイメージが違います。
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時代小説で、この作者 坂岡真氏や佐伯泰英氏の描く武士道の作品が好きである。
そして、花鳥風月だけでなく、着物の色合いも日本古来の色を、、、
女性時代小説で描く料理と違って、今でも、懐石料理の品に匹敵する物が一杯である。
今回は、義母の志乃さんが、行方不明のまま、、、、
そして、昔の志乃さんの子供は・・・・
痩せ男か???だったら、、、嫌だな~と、思っていたのだが、、、、
最後の場面で、幸恵の屋根からの鏑矢、卯三郎の上段の刃、そして、痩せ男の最期は、志乃さんの薙刀!!!
面を外した顔は、温和な若者であったと、、、、書かれている。
刺客になっていなかったら、、、、どんな人生を歩むことが出来たのだろうか?と、小説なのに思ってしまった。
志乃さんと蔵人介との三毛猫の話で、、、最後は、ホットするような会話になっていた。
やはり、蔵人介は、志乃さんに頭が上がらない。
でも、そこが、良い所であり、年上の者を敬う気持ちが、現れていて、ほっこりと、本を読み終えた。 -
シリーズがここで終わりそうな結末でしたが、続くのかな?
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痩せ男。 ここまで粘ってこれですか?というより、ある種の教訓ではないかと思いました。
執念の目標も過信故に最後到達せず。
過信半分、どこかで気持ちの揺らぎがあったの半分。敵である人物達に触れてみれば、わずかながら信念が揺らいでいったのでは。
いずれにしても、密命を出す者が物語の軸として弱くなっていて残念。これからどうなるのだろう。 -
鬼役が初めて自ら動いた?
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第二六弾
前巻の続き、義母は行方不明のまま、「瘦せ男」の正体?
志乃の息子を思わせ、高貴な方の落しだねを匂わせる不思議な老剣士と金座の主、家族が手を合わせ討ち果たす?