壁にぶつかった時に読む哲学の本 (知恵の森文庫)

著者 : 梅香彰
  • 光文社 (2001年4月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334780852

壁にぶつかった時に読む哲学の本 (知恵の森文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 人を信じるということと、人を愛することはそれほど違ったことではない。



    「最後に、魂が、あまりにはげしい感情に疲れてうちひしがれると、疲労のあまり、また理性をとりもどしてきます。
    すると、さまざまの相反した動揺にとりつかれたあげく、浮かんでくるものは『あの女のそばにいると、あの女だけが与えうる幸福が見つかるだろう』という確信なのです」スタンダール『恋愛論』




    ルソーという思想家は人間を信じた思想家である。同時に自然を愛した人でもあった。自然のなかでその恵みに満ちたりて暮らす人というのは、他人より秀でようとか、偉くなろう、金持ちになろうとは思わない。
    なぜなら、彼は自然の恵みに十分恵まれているからである。こういう人間をルソーは「自然人」と呼ぶ。
    「自然人」は人を差別したりすることはないし、自分も自由に行動するだろうし、別な「自然人」とも仲良く暮らしていけるだろう。
    この「自由・平等・博愛」という思想

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