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- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334784522
作品紹介・あらすじ
「グリル生研」のカニコロッケ、「千本ゑんま堂」の閻魔さまのお目こぼし、「八起庵」の鶏のすき焼き、「宇治田原町」の古老柿、「ロバのパン屋」の蒸しパンカステラ…。西陣生まれ、生粋の京都人である著者が、「よそさん」は決して辿りつけない、京都の「旨い場所」を余さず紹介。京都人気質と京都を語り尽くした美味しいエッセイ第2弾。
感想・レビュー・書評
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“とにかく甘味の豆には子供の頃から目がなかった。あったら、あるだけ平らげた。こないだも大鍋いっぱいに小豆を煮て、器にも取らずスプーンですくって食べていたら、英国人の相方に見つかってバケモノに出くわしたような顔をされた。愛とは、こんなふうに終わるのかもしれない。”
京都の食べ物をエッセイで紹介。
知ってるものもあったけど、知らないものも。
どれも美味そう。
“「もし、この世の中に十種類しか野菜がなくなるとしたら、なにを残すか」
この遊びを友人たちとしょっちゅうする。テーマは「野菜」以外にも「果物」だったり「寿司ネタ」だったり、あるいは「香辛料」や「ケーキ」だったり様々だ。友人の吉野朔実嬢なんかとも、よく激論を交わす。日頃冷静な彼女が、このまったくの机上の空議論にはかなりエキサイトする。もう、真剣勝負だ。” -
2008/08/31
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