SCIS 科学犯罪捜査班4 (天才科学者・最上友紀子の挑戦)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334791919

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目。
    くだらないと思いつつも、新作が出るとつい読んでしまう。
    今まで長編だったが、今作は短編集。
    第1章を読み終えて、第2章を読み始めたら、全然話が繋がらなくて、そこで「短編集」と気付く程度。
    人気ユーチューバーが相次いで、海などに飛び込んで、死亡する事例が発生。どう考えても、この内容だけでは「SCIS」の出番などなさそうなのに、強引に出動して、事件の真相は寄生虫…動機もさらっと書かれているだけで、どうにも現実味にかける。
    この話が長編で描かれると思っていただけに、次から次へと科学知識だけを詰め込んだ現実味のないトリックの繰り返しに、ちょっと辟易してくる。
    根底にあるクローンの話は、まだ解決してなく、この先もシリーズは続くものと思われるが、遠回りして、なかなか真相にたどり着かないので、もう読まないかも。

  • 相変わらずのトンデモ科学ぶりですが、1話目が特にひどいかな。ネタもひどいけど、犯人特定の経緯もひどい。

  • 前巻の事件からは少し横道にそれた事件を扱っていますが、今回は人工生命体を取り上げていて、作り出された生命の悲哀がテーマのように思えた。

  • 中村啓「SCIS科学犯罪捜査班IV」読了。張られた伏線が繋がりスリリングなミステリーの度合いが一気に強まって面白かった。またロイコクロリディウムがカタツムリに寄生し鳥に見つかりやすいように操作する事やリプログラミングから人工生命まで幅広い内容が絡み合い本作の真骨頂を垣間見る事ができた。

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著者プロフィール

中村啓

一九七三年、東京都生まれ。第七回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し『霊眼』にてデビュー(文庫化に伴い『樹海に消えたルポライター~霊眼~』に改題)。他の著書に『奄美離島連続殺人事件』『美術鑑定士・安斎洋人「鳥獣戯画」空白の絵巻』(いずれも宝島社)などがある。

「2019年 『ZI-KILL 真夜中の殴殺魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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