- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334901561
感想・レビュー・書評
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第一部巨人譚「ギルガメシュの物語」若い男にギルガメシュのナイフを盗むよう、美少女に化けたイシュタルが、そそのかす。「ミノスの牡牛」ミノス、テセウス、クレタ、「ロトパゴイの難船」「砂の巨人」(以上2作品は「砂の巨人」収録)、第二部「阿衡」人形に操られる男。「星山記」仙人の弟子入りをしたい男が命じられて、星と呼ばれる人面山羊の世話をするが、女が誘いかけてくる。
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執筆時期に30年ほどの開きがあるのにこの統一感はなんでしょう。各地の巨人にまつわる言い伝えなどをモチーフに膨らませていった短編集。
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光文社コミック叢書からここのところ連続して出されている諸星大二郎の作品集。
ギルガメシュを題材にした西洋系が主軸となりつつも最後に「諸怪志異」系統の短編も。
大好きな「砂の巨人」が別作品とリンクしてたりして嬉しかった。
子供から孫へ受け継いでゆきたい素晴らしいまんがですな。 -
巨人連作を楽しめるだけでなく、諸星マンガの初期から現在までの変遷が見られる。
私は一部の中では作者の気に入らないと言っていた「ミノスの牝牛」が好き。
神話の世界と現実が重なってしまったかのような世界観がいい。
二部は中国系の短編。
『諸怪志異』にはいっていそう。読みやすい(絵がきれい)。
それにしても、諸星大二郎の新刊情報や最新連載情報ってどこで手に入れればいいんでしょうか。
『巨人譚』12月中に出ていたのに気付かなかったし、帯で見るまで妖猿伝再開を知らなかった。
嬉しいニュースなのに。 -
SFもいいけれど、諸星大二郎はこういう歴史もののほうが雰囲気が出る。
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ロトパゴイの人とか、ギルガメッシュの造型とか、いいんだけど、クロンボの皆さんがのたうち回る、その中での兄ちゃんがアレする話もいいと思ふんだけど、なんかー。
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諸星センセイの新作1編を含むシリーズもの。まだ読めてない。