- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334910341
感想・レビュー・書評
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最初の話が1番にがて!
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「虫が好かない」「目に入れても」「報いの一矢」「夜の鶴」「只より高いもの」「黒い瞳(め)の内」「岡目八目」――聞き覚えのある七つの“ことば”から生まれた、まったく読み味の異なる七編の奇想溢れる物語。
(アマゾンより引用)
最後の話面白かった。
今までの人が全部出て来て -
読むのやめようかと思いながら結局最後まで読んだ。
1作ずつの後味も決してよくはないのに
なぜか読むのが止められない。
瞳の中の話がとくに乾さんらしさを感じた。
序盤の気持ち悪さがどうしても受け入れられなくて
評価低めにさせてもらいました。 -
食育、ペット、ネット社会と夫婦や孫を題材に描かれていて、身近で起こるかもしれないと感じるところもあり、読みやすかったです。
でも、乾さん独特の描写が美しくて力強く、どんどん作中の世界に引き込まれていくあの感覚を感じられなくて残念でした。
「これはミステリーじゃないよ…ね…?」というあいまいで物足りないまま、読了。 -
2018.10.15読了
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7つの奇妙なお話し。表紙のイラストが綺麗だったので手に取ってみたけれど、一番最初の「虫が好かない」がトラウマ級に無理でした。もう読むのやめようか…と思ったのですが、こちらのレビュー・感想でみなさん後半に行けば良い話があるとのことでしたのでぐっとこらえて読み進めて行きましたところ、「夜の鶴」あたりからいいお話ばかりで、最後の「岡目八目」では最後の一言にじーんと感動がこみ上げてきました。良いクライマックスでした。終り寄ければすべて良し、ですね。それと各話に登場した人達が最後にチョイ役で出てくるところも良かったです。
まさにピンからキリまで。目を背けたくなるようなものから目が離せなくなる話しまで、この1冊に詰まっているんです。とことん醜悪にもなれるし限りなく美しくもなれる両極端の可能性を持つ人間という存在、その人間が作る社会がこの本の中に集約されている…
と言っていいのかも知れませんね? -
誰からも認められているのに正社員の打診を断る理由とは?特定の犬だけを無料でトリミングするペットショップ・・・不可思議な短編集。
理不尽。まず頭に浮かんだのがこの言葉だった。特に占い師に人生を狂わされた『報いの一矢』は、正義を振りかざせば何をしてもいいという現代の風潮の悪い面をまざまざと見せつけられているようで腹が立ったくらい。
そしてラストの『岡目八目』では、これまでの登場人物がちらりと顔を出している。虫の女の子は取り敢えず普通に生活しているようでホッとしたが、やはり占いの一家は残念なまま・・・。犬の話からは誰か出てたのかわからなかった。