フェルメールの憂鬱 大絵画展

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911003

感想・レビュー・書評

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  • フェルメールの絵を巡り、巨額のマネーの獲得に奔走する輩が暗躍する豪快なお話だ.特にTAKE美術館のオーナー 大岩竹子は宗教団体天命平和会の信者からかき集めた金で、美術品を買いあさっている.メトロポリタン美術館からフェルメールの絵が盗まれたとの情報に竹子は触手を伸ばす.話の舞台が世界中にあり、やや戸惑う感はあったが、絵自体を鑑賞するより、マネーゲームに世界に価値を見出している人が多いのだろう.日野画廊の日野智則と秘書の斎藤真央の存在は安定したものだったし、彼らの動きはある程度信頼できる感じがした.

  • フューゲル、見たいな。イアンは、ルパン3世みたい。

  • 絵画に関する話はなんとなく浅い気がしたが、ストーリーが上手く最後に纏まるのが面白かった。

  • 前作のことを全く覚えていなくて、?みたいな感もあったが、この本単独でも充分楽しめた。
    入り組んでいて訳分からなくなりそうだったが面白かった。絵には詳しくないけど、名前と作品くらいは分かったので別の見方で楽しめた。またその絵を見た時の感じが変わると思う。
    それにしても宗教と美術の世界がなんていい加減というか不条理で胸が悪くなる箇所もあった。

著者プロフィール

愛媛県生まれ。銀行勤務の後、学習塾を経営。デビュー作『神の手』が、電子書籍で異例の大ヒットを記録して話題となる。2011年、『大絵画展』(光文社)で、第14回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。

「2023年 『最後の記憶 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

望月諒子の作品

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