この世界で君に逢いたい

著者 :
  • 光文社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334912284

感想・レビュー・書評

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  • 観光に与那国島を訪れた周二と夏美。
    島の自然や出会う人たちが、みな魅力的に思えました。
    島に残る独特の風習や言い伝えは、ほの暗い感じで興味深い。
    スピリチュアル的な話も、それほど違和感は抱かないのですが…
    それほどこの二人に思い入れが生まれなくて、
    タイトルは、最後に意味が分かるのだけど、
    そっちかぁ…と、私にはあまりハマらなかった。

    何よりも、花と美羽が、悲しすぎた。
    親に大切に思ってもらえない少女たちのことが
    一番心に残ってしまった。

  • 純愛物語でもないし何だろう
    自分にはよく分からないですね
    生まれ変わりがメインなのかな
    ともかくハッピーエンド

  • 何となく盛り上がりにかけたまま終わった感じ。

  • イヌガン伝説、泣けた。

  • 名作製造機でありながら、今一つブレイクしないのが不思議な藤岡陽子さんですが、この本はなんとも評価が難しい本でした。
    前世というか生まれ変わりをテーマなので、ファンタジーな感じで書かれたものであればSFとして読むのですが、現実的な世界観の中で前世というものと取り組もうとしているので、実際にこういう事が世の中に有るのだという事を前提に書かれている気がしました。これは真面目な筆者の性格によるものでしょうか。
    世の中不思議な事が沢山ありますが、出来れば生まれ変わりが有ったとしても前世の記憶というものは思い出したくないです。前世の罪まで背負って産まれてくるなんて思ったら辛すぎますよね。
    何か自分でも分からないけれど、何かを探し続ける女の子と、子供の頃の後悔を胸に抱えたまま大人になった男性の物語です。

  • これまでの藤岡さんの作品とは違う作風で
    途中藤岡さんの作品だということを忘れてしまうほど。

    与那国島の雰囲気は大好きだなぁ。
    導かれるように
    謎が解けていくのは読みやすかった。

    前世でも来世でもなくこの世界で幸せになる、
    っていうのはいいなぁ。

    とらわれ過ぎて今幸せになれないでのあれば意味がない。
    自分の人生を生きてほしい。

    子育てについて
    笑里の
    「赦して赦して赦して、守るのよ。それが親なんだよねぇ」という言葉が
    印象的だった。

    最後がとってもよかった。
    やっぱり藤岡さんらしいと読了後は思った。

  • 今回はちょっと好みじゃなかったです。

  • 恋人と与那国島へ旅行に来た須藤周二は、「島留学」中の美しい少女・久遠花と出会う。何かを探しているという花の姿が、周二には不幸な事件で亡くした従妹に重なって見えた。数日後、花が姿を消し――この世の見えない仕組みに挑む、熱い感動必至の物語。

  • 転生の物語?

  • 変えることの出来ない生まれや環境がそれぞれある中で、過去に自然と折り合いがついた者、これから向き合う者 心情の描写が丁寧に描かれていて心地良く読み進められました。

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著者プロフィール

藤岡 陽子(ふじおか ようこ)
1971年、京都市生まれの小説家。同志社大学文学部卒業後、報知新聞社にスポーツ記者としての勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後に塾講師や法律事務所勤務をしつつ、大阪文学学校に通い、小説を書き始める。この時期、慈恵看護専門学校を卒業し、看護師資格も取得している。
2006年「結い言」で第40回北日本文学賞選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。看護学校を舞台にした代表作、『いつまでも白い羽根』は2018年にテレビドラマ化された。

藤岡陽子の作品

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