葛登志岬の雁よ、雁たちよ

著者 :
  • 光文社
3.50
  • (0)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 35
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334914189

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ三作目。本作も前二作と同様余計な部分を削ぎ落として淡々と描かれていますが、そのせいかやや味気ないものになっている感じです。隠された人間関係が徐々に明らかになる過程は面白いですが、トリックや現場の状況が分かり難く、読み手側からするとあまり推理を楽しむことが出来ませんでした。

  • 地味だけど面白い。じわじわくる

  • この三部作は、良い意味で、どこかぶっきらぼうで。
     ジャン・ピエールの初登場の時も、全く説明が無くて、一体誰なんだ?

     本作も、色々な情報が、割とラフに投げ出される。そりゃ、東京の話は、直ぐにつながったけど。ハサミとチューリップはなぁ。

  • 2021/09/18読了

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

平石貴樹(ひらいし・たかき)
1948年函館生まれ。作家、東京大学名誉教授。1983年、「虹のカマクーラ」で第七回すばる文学賞受賞。
著書に『松谷警部と目黒の雨』『松谷警部と三鷹の石』『松谷警部と三ノ輪の鏡』『松谷警部と向島の血』(創元推理文庫)、『アメリカ文学史』(松柏社)、
翻訳にオーエン・ウィスター『ヴァージニアン』(松柏社)、ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』(共訳、岩波文庫)などがある。

「2019年 『一丁目一番地の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平石貴樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×