- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334914288
感想・レビュー・書評
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怖い怖い怖い。いやーこれ恐怖物じゃないの?ってくらい怖い世界でした。
内容はものすっごくおもしろかった。
自分は子供いなくてお受験も全く経験ないけど、それにしても母親の狂気と父親のすがすがしいほどのモラハラっぷりが読んでて引き込まれた。
子供はね簡単に親に洗脳されちゃうんよね。そしてそれは死ぬまで心に棲み着く。
のっけから子供を取り巻く環境が恐ろしく恐怖に感じて、こんな家庭平和に終わるはずがないと思って読み進めました。
うーん、実際どうなの?小学生の子供にお受験させる家庭って、何を目的にしてるの?
今やもう学歴社会なんて消え失せてるしさー。わかんないなー。自分からあの学校に行きたいって絶対思ってないよね、子供って。親が上手に洗脳と誘導してるだけだと思うんだけどなー。
なんていうかリアルに感情移入して文句言いたくなるくらいおもしろい本でした!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
終盤の12歳編では1ページ1ページハラハラさせられる展開で自分の子供かのように錯覚させられるほど没頭してしまった。
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中学受験は、親の関与が必須と言われている。子供間の偏差値競争の一方で、母親同士のマウントの取り合い、両親間での価値観の相違からくる意見の食い違い、育てられ方の違いによる育て方の違いなど、さまざまな角度で人間性が問われる。細かなやり取りの描写が何度となく繰り返され、中学受験生の母親の心の揺れ動きは、まるで実体験したかのような錯覚を覚える。
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朝比奈あすかさんの著作は大体読んでいると思うけど、その中でも特にずっしり。中学受験を題材にした本。翼くんが素敵な翼で羽ばたけるように祈りたくなる。
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同じ中受ママとして凄く切ない内容。子どもにとって、中学受験とはなんだろう。翼くんの気持ちの部分を、もっと深掘りしてほしかった。