唇のあとに続くすべてのこと

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 92
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334923853

作品紹介・あらすじ

平穏な日常は他の何にも代え難い、はずだった。1人の男の死をきっかけに、人生は動き始めた-。恋愛サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    エリート商社マンの理解ある夫と9歳になる愛娘(まなむすめ)。自らは料理研究家として活躍する海城菜津(かいじょうなつ)、38歳。なんの不足もない平穏な日常を送るかに見えた彼女のもとへ、ある日、かつて勤務していた会社で不倫関係にあった上司が事故死したとの報(しら)せが入る。その通夜の席上、元同僚の藤倉敬志と再会した菜津の心は怪しく揺らぎはじめる。サスペンス溢れる大人の恋愛小説。

    【感想】

  • 2015.11.11 読了

    久々に この作者さんを読んでみたくなり、読了。

    けど、なんか ただの不倫小説??て感じだったのに、
    あれよあれよという間に 殺人の容疑者?
    そしてまた あれよあれよという間に
    誰が犯人なのか わからなくなる。

    ある意味 面白いのかな?


    けど、読後感は あまりスッキリしなかった。

  • 好きな内容でした!
    唯川恵とか林真理子が好きなので、読みやすいお話でした。
    まぁ…良くも悪くも大人の恋愛ってやつでしょうか。
    わたしだったらこんな黒い男は好きにはならないなw

  • 結婚前、不倫関係にあった上司の葬儀に出たことがきっかけで再会した、かつての同僚と逢瀬を重ねる菜津。その上司の死について、他殺の可能性があると警察が尋ねてきたとき、平穏な日常が姿を変え始める…。恋愛サスペンスの紹介が有る本。永井 するみさんの本2冊目、結婚前は上司、その後上司の葬儀でかつての同僚と再開し深い仲に、主人公菜津の言動・心理が全くわからず、読了。恋愛サスペンス?菜津の自分本位の身勝手な日常しかわからなかった。最初に読んだ「枯れ蔵」がよかったので残念。

  • いかにもサスペンスっぽくて面白かった。主人公のしたたかさがなんかリアル。

  • これおもしろかった


    どの人物にも
    岸を殺す動機に値するものがあった

    ドロドロした相関図
    ずる賢さ 計算高さ
    嘘や沈黙
    ありとあらゆるポーズが溢れている中で
    唯一 純粋でまっすぐだったのは 岸だったのに


    やるせなかった
    岸や 美保子を思ったら



    ‥‥
    唇を重ねたあとに続くすべてのこと
    セックスだけではない
    胸が痛くなるようなさまざまな想い
    恋しさ 寂しさ 焦燥 当惑 嫉妬
    そして不信感
    ‥‥

  • 美保子だったのね、やっぱり

  • 絶対だれかが撮ったんだと、まるで私の足そのものが写っていると錯覚して、この足だけで購入(こんな買い方していいのかしら)。

    足ばかり見ていて未読。

    評価は綺麗な足と自画自賛の点数、内容ではありません。

    一両日中に読みます。

  • 小説。色っぽいタイトル通り、男と女の情愛が交錯するが、世間が認めないそれに、息を潜めて成り行きを見守る連続。そして、どのシーンも人物も、じっくり細かく描く著者に、魅力ある男性たち、タイプの違う女性たちの、色んな立場を瞬時に味わえ、まるで自分の愛情を試されているかのスリル。教訓めいたところがないのが、いかにも人生は人それぞれっぽくていい。

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    <blockquote><p><strong>結婚前、不倫関係にあった上司の葬儀に出たことがきっかけで再会した、かつての同僚と逢瀬を重ねる菜津。その上司の死について、他殺の可能性があると警察が尋ねてきたとき、平穏な日常が姿を変え始める…。恋愛サスペンス。</strong></p></blockquote>
    こういう不倫はとても後味が悪くてやはり厭わしい。 菜津は、職場の尊敬する大先輩・岸を 煩わしいことを心配せずに気楽に大人の付き合いができる男として選び、岸が自分に予想外の執着を見せるやいなや うんざりして結婚に逃げたのだ。 それなのに、そのときの大人としての自分の責任は棚に上げて、また新しい恋などはじめている。 まるでどうにもならないことのように。 菜津と良平のひとり娘・梨沙を除いて、登場人物の誰ひとりとして好きになれなかった。</font>

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