- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334924959
作品紹介・あらすじ
秘めたせつなさ。昔の男。終わった恋。日常にひそむ危うい感情を鮮やかに描き出す、優しくてちょっと怖い大人の恋愛短編集。
感想・レビュー・書評
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有吉玉青の小説は好きなんだけど、やっと単行本が出たので、楽しみにしていた一冊。
20代〜50代までの女性が主人公の短編小説集。年を取っても人間の恋愛感は変わらないと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心理描写がだいぶりあるだったなあと
帯を見てすごくほっこりするのかと思ったら
だいぶ現実的だった
それが大人の恋愛小説ってことなのかな -
あとがきの言葉が心に残りました。
二十代は先のことばかり考えて、いつだって不安なんじゃないか。今、目の前にあるものに対して、自信がもてない。それは裏を返せば、自分にまだまだ可能性があると信じていることでもある。
三十代になると、今度は後悔をするようになる。後悔はときにあせりとなる。
四十代、もうわかった。可能性はあるようでないことを。ないようであることを。未来でも過去でもなく、自分には現在しかないということが、わかったのだ。
現在を精一杯生きたいですね。 -
タイトルに惹かれて手に取った。
本当に好きな人にはいつもの自分が出せなくて、相手の一挙手一投足に心を砕くところとか、自分に置き換えて胸が苦しくなる場面もあった。自分は50代になっても恋をしたいって思うのだろうか? -
20代から50代の女性の恋愛?短編集。
読んで頭を抱える。
恋愛らいしが、不倫だし。
ほとんどが元彼だし。
切ないらしいが、どうなんだ。
40代50代に至るとちょっとイタイと思うのは同年代だからかしら。
いくつになってもときめくことも執着することも、
とても貴重なことだとは思うけれど、
このヒロインたちは想像力がなさすぎる。
傷つくのは自分と相手だけじゃない。
でも、そこをついてしまうと
こういう小説は成り立ちません。
はい、よくわかっております。
苦手だぁ~。ごめんなさい。
文章はするすると読みやすかった。
装丁とタイトルが素敵。
なんだけど、
もうちょっとクールでお洒落かと思っちゃってたよ。 -
あとがきの文章に惹かれて読んだ。
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漫画家の元カレと再会、25歳。大学時代の友人とその子供と会う、32歳。ずっと自分に憧れ続けていた男子と会う、32歳。
離婚後留学し、今もキャリアウーマンの姿を保とうと奮闘する、35歳。
美しすぎる高嶺の花ゆえに独身の道を歩んできた42歳。
順調に子育てを終えた頃、元カレと再会してしまった50代手前。 -
20~40代のそれぞれの女性を主人公にした恋愛短編集。ストーリーや人物には正直共感できませんでしたが、その時その年代なりの女性の置かれる状況、心情の描写に頷くところもありました。それにしても、私はこんなに過去の彼に思いは蘇らないけどな。
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表紙と書名がキレイで手にとった本。
静かで切ない感じの小説。
どの主人公も誰かに出逢い別れてく。。
感情移入はあまりできなかったけど、こんな静かな感じもたまにはいいかも。