恋戦恋勝

著者 :
  • 光文社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925147

作品紹介・あらすじ

「南総里見八犬伝」滝沢馬琴の家に嫁として入るが、夫に先立たれた路。目の見えない舅・馬琴の口述筆記を手伝わされる路の胸に去来するものは?(表題作)。男を買う女。夫を棄てる女。愛人であることを受け入れる女。密やかに、だけど伸びやかに恋をする江戸の女たちの独白。爛熟の町江戸に生まれた六つの恋愛譚。

感想・レビュー・書評

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  • 南総里見八犬伝の作者・滝沢馬琴の息子の嫁であった路を軸に
    江戸の女達の恋愛を描いた連作短編集。
    ドロドロした内容が多いけれど
    文章も読後感もサッパリして
    独特の世界観。

    【図書館・初読・9/9読了】

  • 馬琴の家に嫁いだ路の話なのかなー…と思ったら、彼女の周りにいる何人かの女の人の恋のお話でした。
    路と馬琴の関係がまた、なんか絆があっていいんだなw

  • 人の人生なんて終わってみないと幸せか判らない。目の前の恋に飛びついて全てを失うか、将来や自分の本当に欲しいものを見極めて動くかで、人生は変ってくる。大体恋だけが人生じゃないし、自分ことしか見えてないと、得られるものも得られない。ってことを、読んで思いました。望まぬ結婚をし1ヶ月で離縁してもらったのに、その相手が不遇の身になったら再婚した話が良かった。

  • ラスト秀逸

  • うまい。

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著者プロフィール

1953年静岡県生まれ。明治大学文学部卒業。1993年、『喜娘』で第18回歴史文学賞を受賞しデビュー。歴史に対する確かな目線と骨太のドラマを織り込んだ作風で着実な評価を得てきた。作品執筆の傍ら、2007年から東洋大学大学院で仏教学を学ぶ。2014年『捨ててこそ空也』で、第3回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。主な作品に『百枚の定家』ほか。

「2016年 『井伊直虎 女にこそあれ次郎法師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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