彼女が望むものを与えよ

著者 :
  • 光文社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925406

感想・レビュー・書評

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  • これはサタミシュウだわ、という話があった

  • 再読して、年表作りました…

  • 本年度「甘くない」恋愛小説の最高傑作!愛には覚悟がいる。圧倒的な密度で描く、絶妙に連鎖する8本の物語。
    ーーーーーーーーーー
    夫婦生活や身近な男女関係を描いている短編集。
    それぞれの登場人物が少しずつリンクしていて、
    次の話を読むと背景が分かったり…。
    ただよくよく読み返さないと、どの人か分からないほぼ絶妙なつながり。

    セックスとか浮気とかつながりとかが全編に入っていて
    これが現実なのかなーと思ったり。

    軽いけど重いお話しでした。

  • 2010/08/29 短編の連環かと思ったら時系列の異なるロゼッタだった。ミスディレクション。
    それにしても途中の話が前読んだ別の小説みたいだ。そんな一般的か?

  • さくさく読める感じ。

  • 今まで読んでた松久さんとは違う感じ。
    でも同じ名前の女性でつながってるとことか、ある女性のこととか・・「らしい」です。

  • 甘さのない雰囲気

  • 松久淳の文章、昔は苦手だったけどこの話はすんなり読めた。
    異常なような行為・行動をしていてもそれは本人にとってはおかしなことではないということ/穏やかなまま異常な行為をしていてもそれはそうなるものだということ/こころを許すということがなんでも言えるのと同じわけではないこと/様々な種の異常性をかかえた人はじっさい想像もつかないほど居るであろうこと。
    色々なかたちがある。倫理というのはやはり机上の空論でしかなく言葉に出しさえしなければなんということもないこともある。
    しかし強烈に惹き付けるものはない印象。

  • 男性目線の語り口が、男性特有のやさしさをもっていたと思います。それにしても、ひろこ多いなぁ。途中で「彼女」と「ひろこ」がごっちゃになって内容がよくわからなくなったことがあった。はぁ、私も恋愛したいなぁ。この本に出てくるような素敵な男性といつか出会ってみたいです。

  • どこか繋がっているような、実は違うような、不思議な印象の短編集だ。
    たくさんの「ひろこ」がそれぞれの編に登場する。
    一児の母であり主婦であるひろこ。一人の男に人生を変えられたひろこ。真面目な高校生だったひろこ。
    一見なんの繋がりもないような「ひろこ」は、話を追っていくごとに様々なひっかかりがつながっていき、複数の「ひろこ」は同一人物に思えてくる。ただ、齟齬がある「ひろこ」もいる気がする。
    きっと「彼女」である「ひろこ」以外にフェイクの「ひろこ」が混じっているんだろうなぁ。
    その掴もうとするとひらりと身をかわす不確かさがいい。
    松久淳ってもっとライトな書き口の作家かと思っていたから、いい意味で裏切られた気分だ。

著者プロフィール

1968年生まれ。作家。著書に『男の出産』『マリコはたいへん!』など。またコンビ作家「松久 淳+田中 渉」として、映画化もされた『天国の本屋』シリーズ、『ラブコメ』シリーズなどがある。オフィシャルサイトhttp://www.matsuhisa.com/

「2013年 『男のミカタ2 酒の席で説教はやめてください』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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