片耳うさぎ

著者 :
  • 光文社
3.21
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本棚登録 : 621
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925642

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーとしては微妙でした。隠し部屋のある大きな家は素敵ですね。

  • 旧家に伝わる片耳ウサギは不吉な事の前触れ・・・
    誰が味方で誰が敵なの?
    小学生の主人公がドキドキするような体験をする。
    旧家という狭い舞台で繰り広げられるちょっと不思議な出来事。

  • お父さんの会社が倒産して実家に転がり込んだ奈都一家。
    その実家というのが昔の名家だった大豪邸である。
    お父さんは資金繰りに、お母さんは実母の看病に向かい
    一人で寝ることとなった奈都は不安でしょうがなかった。
    すると隣の席の祐太から古いお屋敷に興味があるという
    お姉さんのさゆりを紹介される。
    さゆりが泊まりに来てくれて一安心の奈都だったが
    好奇心旺盛なさゆりとお屋敷を探検するうちに
    隠し階段を発見してしまう。
    そこから続く屋根裏で誰かと出くわし
    やっとの思いで部屋に帰ったはいいものの
    次の日に奈都が屋根裏に忘れたカーディガンと
    片耳が切り取られたうさぎのぬいぐるみが
    部屋に届けられていた…
    屋根裏に隠されているものはなにか。
    雪子伯母さんの素性とは。
    装丁:藤田知子
    装画・見取り図・本文カット:大庭賢哉

    古いお屋敷に隠し階段だなんて
    さゆりじゃなくても探検したくなりませんか。
    なんとなくトトロに出てくる家をイメージ。
    そんなわくわくする設定だけどいまいちひきこまれなかった。

  • あっちもこっちも謎だらけだけど、私、思うのよ。これら全部がすべてきれいにつながる瞬間があるんじゃないかって。蔵波奈都は小学六年生。引っ越してきた父の実家は、古くて大きなお屋敷で、どうしても馴染めない。しかも、このお屋敷には不吉な言い伝えがあるというのだ。弱った奈都が頼ったのは、ひとりの謎めいた女子中学生だった…。優しい読後感が嬉しい、傑作ミステリー長編(「BOOK」データベースより)

    ずっと前に書店で斜め読みしちゃって満足してしまっていた本作品。
    今回ちゃんと借りて読んでみました。

    改めて読んで思ったことは・・・、

    お屋敷の描写が多すぎるよ!!ってこと。
    話の半分くらいがお屋敷内部の説明に費やされてるんじゃない?
    せっかくわくわくできそうなストーリーなのに、お屋敷説明部分に入ると一気に私はトーンダウン。
    いまいち話に乗り切れないままに読了してしまいました。
    「ねずみ石」の方が面白かったな~。

  • 小学6年生の奈都は自分の家に帰るのが怖かった。
    親の都合で住むことになった旧家の邸宅。古く大きくそして怖い。
    両親はしばらく帰ってこられない。
    そんな奈都に友人がさゆりさんを紹介してくれた。

    旧家のお屋敷を舞台にしたミステリ……に見せかけたジュヴナイル。
    お屋敷の屋根裏探検や蔵にある骨董品なんて仕掛けだけでクラクラするんだけど、肝心のミステリが冗長で切れ味も鈍くがっかり。
    舞台設定と物語と登場人物がかみ合ってない感じがしました。

  • 児童ミステリー。少し読みにくかったかな。父方の実家のお屋敷にすむことになった主人公が事件?を解決していく話。

  • あっちもこっちも謎だらけだけど、私、思うのよ。これら全部がすべてきれいにつながる瞬間があるんじゃないかって。蔵波奈都は小学六年生。引っ越してきた父の実家は、古くて大きなお屋敷で、どうしても馴染めない。しかも、このお屋敷には不吉な言い伝えがあるというのだ。弱った奈都が頼ったのは、ひとりの謎めいた女子中学生だった…。優しい読後感が嬉しい、傑作ミステリー長編。

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    とても面白かったし、読後感がよかった。

  • 後半からが面白かったです。でもちょっと、犯人が分かるのが、いきなり過ぎるかな…?とも(苦笑)

  • 初・大崎梢。装丁と冒頭はまるで児童文学みたいにほのぼのだけど、読み進めるとちゃんとミステリ。犬神家ほどは血生臭くないけど、三代四代に渡る旧家の因縁が渦巻いてたり、屋敷のあちこちに隠し階段やからくりがあったりしてワクワクした。7歳だった奈都が夢うつつで見たおとぎの部屋や、さゆりの真の目的など後半に面白さが加速する。そのためラストにかけて急にバタバタした感があってけど総じて面白かった。ところで奈都はちゃんと豆大福のおじいちゃんに5000円返したのかな?

  • 【あらすじ】
    父の会社が倒産して、蔵波の実家に世話になることになった奈都たち一家。そこは古くて広すぎる怖い家だった。そんなある日、おばあちゃんの具合が悪くなって両親が二人とも出かけてしまった。奈都は一人ぼっちで過ごすのに不安を感じ、クラスメイトの姉というさゆりに家に来てもらうことにした。好奇心旺盛なさゆりに誘われて、奈都も知らない蔵波の屋敷の秘密を探ることに…

    【感想】

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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