乙女虫 奥羽草紙 ―雪の章―

著者 :
  • 光文社
3.06
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925826

作品紹介・あらすじ

物語は、鷹と仔犬を連れた浪人と、男装の少女の出会いで始まる。彼らを追うのは、雲助、剣豪、妖し!そして、彼らが追うものとは!?俊英が描く、渾身の時代活劇、ここに開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 鷹のハヤテと仔犬のおユキと旅をする訳あり脱藩浪人平馬と平馬に助けられた男装の少女りん。雪山をたどって二人が目指すのは会津。平馬とりんの目的とは。
    あおりだけみて読んでみたが、うーん、面白くないわけではないけど、ちょっと中途半端な感じがする。りんの事情がだいたいわかってからは、平馬が不憫で。りんもあそこまで頼っておいて、したたかだなぁと。平馬がとにかく強いのはわかったが、別に妖怪退治が仕事な訳でもなく、別に謎の乙女虫なる怪異を出す必要はなかったんじゃないかという気がした。頭おかしい殿様だけで十分だったので。一応続きは読むと思われる。

  • 怖い妖怪と気の狂った人間、どちらが怖いか!?
    面白かったかといえば面白かったけど、続きはいいかな。。

    装丁と題名だけ見て読み始めたので、最初はどんな話なのかさっぱりわかりませんでした。
    幕末、林太郎。。。というキーワードで勝海舟の話かな、なんて思ったり。
    今思い返せば、漢字が違っていたのですが(^_^;)

  • 著者の別作品が日経の書評に掲載されていたのだが、
    図書館になかったので、代わりにこちらを借りてきた。

    文体は読みやすい。
    が、時代小説というより、ファンタジー的要素が強いからか
    内容にいまいち惹かれるものがない。
    主人公の謎が全然解明されていないが
    特に知りたい気にもならなかったのでもういいか。

    書評にのってた「はなたちばな亭らぷそでぃ」をいつか探してみよう。

  • ちょっと軽めの時代小説。
    面白かったです!
    楠岡殿がすごく強いけど、ちょっと間抜けで、そこが可愛い。

  • 坂本司先生大推薦なんだけどさ、ワタクシ的にはイマイチざます。伝奇時代小説ということになろうか。女子に読ませるのに、このヒロインは無いよ。男装の美少女というだけで、単なる足手まとい、親切にして貰って当たり前、助けて貰って当たり前、なんだもの。ヒーローがイケてるだけに、勿体ない。

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著者プロフィール

1978年生まれ。埼玉県出身。2005年「KAPPA-ONE登竜門」より『時を編む者』でデビュー。以来、ファンタジー小説や時代伝奇を執筆。近年は積極的に時代小説を手がける。著作に、『ヤマユリワラシ―遠野供養絵異聞―』『けものよろず診療お助け録』『屋根裏博物館の事件簿』など。本書は熱血師匠と筆子の交流を描いた傑作人情小説。

「2023年 『走れ走れ走れ 鬼千世先生と子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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