- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334926359
作品紹介・あらすじ
自分と同姓同名の人間の死亡記事を見つけた朝、「私」こと大道寺勉の運命の歯車は回り始めた。-かつて私を捨てた母との再会。逃れられぬ邂逅は、男に何をさせようというのか。
感想・レビュー・書評
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ハードボイルド小説。
シリーズの三作目から読んでしまったので作中行動する仲間たちとの出会いは分からなかったけど、物語の進行には影響なく十分楽しめました。
全400Pくらいの内容なのですが主人公を巻き込んだ展開が多くて読み応えが結構あり、絶妙に読者を飽きさせない量で展開された事件の数々が最後の場面できれいに纏められていて良かったです。
機会があれば前作と前々作も読んでみたいなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうもシリーズくさいけど、ま いっか。と読みまシタ。
キャラ的にもミステリ的にもなんか半端っポく感じたのは
単独で読んだからデソか?
遡ってシリーズの前作を読むと感想変わるかなぁ?
ワタクシ的にはおかあさまの生き方、嫌いじゃないデス。
ま 友達にはなれないデソが。(笑。 -
まあまあやった
タイトルと装丁に惹かれたけど 登場人物魅力的ちゃうしオチがあんまりやった
ざんねんしょう! -
何というか、大人の落ち着きを感じる作品ですね。内容は普通のハードボイルド系なのですが、独特の空気が著者ならではです。一応3作目の本書でシリーズが完結したようなラストになっていますが、もっと続いて欲しいです。
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「水上のパッサカリア」から続く「ベン」のシリーズ第三作。
裏家業のメンツも一新。今回の仕事やヤクザ組長の隠し子脅迫事件。
・・・正直にいって、前作の「迷宮のファンダンゴ」が若干失速気味だったので探り探りで今作を読んだんですが・・・これはよかったですね。第一作の微妙なハードボイルド臭も戻ってきた感が。
で、きっとこれは「三部作」なんでしょうね。だからきっとこれで終わり。最後は・・・爽やかではあるもののちょっと物悲しい終わりでした。そうきたか~・・・・ -
Nov.08,2009
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著者のデビュー作『水上のパッサカリア』を読んだ。面白かった。 そのせいもあって次の作品『迷宮のファンダンゴ』を読んだ。登場人物など同一のシリーズであったが、期待したほど面白くは無かった。 しかし、懲りずにこの作品を読んでしまった。やはり主人公に大道寺勉が登場する同じシリーズであった。そしてオモシロくなかった。 くどい。くどすぎる。そこまでたらたらと説明しなくてもいいぢゃないか! とにかく状況とか背景、そして時には登場人物たちの感情までもが細かく説明されていて、会話がほとんど無い。読みづらいなあ、と思った。たぶんこういうのを、悦に入ってる って言うんだろう。でも読んでる方はしごく不快だ。 もうひとつ作者の筆名が気になる。海野碧(うみのあお) ってなんだぁ。 その昔、『宇宙塵』などの結構有名なSF作品を書いた作家に 海野十三 というひとがいた。そこからモジったのだろうか。 まあそれはいいけど、海野碧はたしかとっくに60歳を過ぎたおばあさんなんだぜ。それが海野碧って、そんなペンネーム付けていったいどうするつもりなんだよ。本は出すけど顔はださねえつもりなんかぁ。たしかに顔はみたことはないし、みたいともおもわないけどね。 もうひとつ。 別にこの作者に限った話ではないが、一部の女性作家は、なんで中性的なペンネームを使うんだ! 恩田陸しかり、桜庭一樹もいっしょ! なんか女性らしいペンネームでは恥ずかしいことでもあるんかい! 納得いく説明をしてもらおうぢゃないの!!!
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主人公大道寺勉は18歳の時に本当の戸籍を売られ、その後新しい戸籍をもらいその名になり、興味深い過去を持つ彼は今は表向きは車の修理工場を営み、時折「始末屋」として活躍しています。主人公の設定はすごく面白く、実際同じ主人公で何冊か書いているようです。
今回は昔取り上げられた戸籍の名前を使っていた人間が死んだという新聞のニュースを見つけます。まるで自分が死んだような奇妙な気がし、興味から、その現場に向かう途中に昔別れた母に出会います。
と同時にやくざから「始末屋」としての依頼が入ってきます。この二つがどんどんからんでいきます。
感想としてはうーん、可もなく不可もなく。無難な作品かな。 -
2008.11.19
大道寺勉さんの本当の名前と同姓同名同年齢の男が溺死した新聞記事を見て、現場を見に行ったら・・・
その日、「始末屋」に新しい仕事の依頼があって。
う〜〜ん、前の2作のほうがおもしろかったと思います。
ちょっと残念!