- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334926465
感想・レビュー・書評
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この作品を読んだきっかけは、乙女の本棚シリーズで梶井基次郎さんの「檸檬」を読んだ私に、チーニャさんが、パイナップル爆弾もあるらしい…って教えてくださったのがきっかけです!チーニャさん、お先に読ませてもらいましたよ♪ありがとうございまーす!!
この作品には26編もの短編作品とあとがきが収められてます。どの作品も短くて、あっという間に読み切れてしまいます。連作ではないので、その都度新しい作品を読める感じです。で、パイナップル爆弾は、「雨やどり」って作品登場します。正確には、パイナップル手榴弾ですねぇ~。主人公の男性が片思いの相手に、そっとしのばせたパイナップル手榴弾をプレゼントする…なんとも切ないストーリでした。
面白かったのは給湯室のシンクの「目撃者」、あとサイト巡りの「MM」、「しつこい油」「最先端」「試写会」「秘祭」も結構好きで、私好みかな~!でも、ほのぼのさせるような展開ではないので、そのつもりで読まないとです。ちょっとダークでオカルトちっくなストーリーの詰め合わせ的な作品になってます。これだけの作品が収録してあると、バラエティーに富んでいていいです。-
かなさ〜ん、こんばんは(*^^*)♪
おお、「短劇」読まれたんですね〰️!!パイナップル爆弾☆
よくぞ覚えていて下さいました…(✪▽✪)♪
...かなさ〜ん、こんばんは(*^^*)♪
おお、「短劇」読まれたんですね〰️!!パイナップル爆弾☆
よくぞ覚えていて下さいました…(✪▽✪)♪
ありがとうございま〜す♡
うちの図書にも無くて、書店で探しても見つからず。そのまま忘れておりました…(笑)
私も読んでみますね、他の図書館から取り寄せますー♡2023/12/14 -
チーニャさん、おはようございます!
チーニャさんに、パイナップル爆弾のこと
教えてもらったのはだいぶ前ですよねぇ(^▽^;)
チーニャ...チーニャさん、おはようございます!
チーニャさんに、パイナップル爆弾のこと
教えてもらったのはだいぶ前ですよねぇ(^▽^;)
チーニャさんが、忘れるほど前で…
でも、読めてすっきりしましたよ(*^^)v
チーニャさんのレビューも、
いつか読めること、楽しみにしていますね♪2023/12/15
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なんだなんだこのワクワク感は。
いろんな味が詰まってる
LOOKチョコレートを食べてる時の
あの感覚に近いのかな(笑)
しかもカフェラテ風味から始まって
徐々に苦さを増していく
ビターな味わい。
この短編集がスゴいのは、
筆者の坂木さんが
読んでくれる人の笑顔や驚きを想像しながら
嬉々として書いてることが
文章の隅々から
伝わってくること。
老若男女問わず
受け入れられるであろう懐の深い笑い。
1話10ページ程度の長さの
星新一が得意とする
SF(少し不思議な)な
ショートショートの世界と、
阿刀田高みたいな
ブラックさが効いてます。
自分が気に入った話は、
ラッシュアワーの地下鉄で見た
心優しき幽霊の正体とは…
「カフェラテのない日」
恋心をパイナップルに隠す
洒落たオチが効いてる
「雨やどり」
バースデーケーキに関わる人たちの
それぞれの心の声が面白い
「ケーキ登場」
ただ穴を掘るためだけに
穴を掘り続ける男の
シュールな人生を描いた
「穴を掘る」
顔を見るだけで望みの物件が分かる、
不思議な不動産屋のおばちゃんが魅力的な
「物件案内」
試写会の会場で映し出されたのは
自分の行動を隠し撮りした映像だった…
「試写会」
17歳になると参加しなければならない
他言無用のお祭りの秘密とは…
『秘祭』
かな。
キュンとしたり、
切なかったり、
グロかったり、
変だったり、
イラっとしたり、
ホッとしたり、
ニヤリとできたりの、
バラエティー豊かな
26ものショートショートが収められているいるので
一気に読むより
一日に
一編かニ編ずつ、
少しずつリセットしながら読むほうが
新鮮な気持ちで楽しめます。
あっ、読後は
まあるいものが無性に気になる
魔法にかかるかも(笑) -
これまで読んだ作品の印象から、坂木司=ほのぼのだったので、この作品はイメージが違って意外だった。あまりにブラックだと後味が悪いけど、このくらいのブラック加減なら小気味よく読めるかな。短劇というタイトル通り、ショートフィルムを集めたような作品。
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えーって思ったり、ちょっと笑っちゃったり、ぞわってしたりと忙しい一冊でした!
面白かった!
好きなのは、「目撃者」「秘祭」。 -
ショートショート。ブラック寄りなのに軽く(ちょっと軽すぎるかも?)、さくさく読みやすかったです。とっても小気味よい感じ。不思議な作品もあり、好きな雰囲気で、この方の他の作品も読んでみたくなりました。
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大好きな坂木司の新刊。
ショート・ショートの詰め合わせ。前半は可愛らしく、後半はブラックに。
『カフェラテの甘い日』は『シンデレラ・ティース』みたいな可愛いおはなし。
現実にはありえなさそうな、でも偶然あるかもしれないと思ってしまうような、
まるでハーレクイーンの世界みたいな坂木司のこういう展開が好きです。
で、ブラック系は『ほどけないにもほどがある』『ゴミ掃除』が面白かったです。
恐いですけどねー。生々しいし、描写が。
『ビル業務』は東野圭吾とか赤川次郎みたい。
日常なだけど不思議でシュールなショート。
地味に気に入ったのは最後近くの『眠り姫』。
かぼちゃも王様も人間全ても同じ。死と再生の繰り返し。
同時にサンテグジュペリ読んでたのでいろいろ混じって考えちゃいました。 -
あ〜〜〜〜久々に好きな種類の本が来たって感じでした。
オムニバス形式で読みやすく、中身も不思議系というか、ピリッと唐辛子が効いてる感じというか
ええ?!っというダーク部分も時々あるけど、それがまた絶妙。 -
300ページ超の中に27本の掌編が収録されており、そのどれもにちょっとした仕掛けがある。
後味が悪いものが結構あるので、次の作品を読むときにちょっと構えてしまう。
こちらこそ、チーニャさんに感謝ですっ(*^^*)
「雨宿り」、そう来たかっ!!って読んでて思っちゃ...
こちらこそ、チーニャさんに感謝ですっ(*^^*)
「雨宿り」、そう来たかっ!!って読んでて思っちゃいました。
この作品って短編が沢山収録されてるせいか、
ころころ視点が変わるので、飽きる暇が持てない感じですよね!
そうそう、流し台の「目撃者」も面白かったし、
「最先端」は、想像したら怖くなりました(*_*;
一緒に読んでお付き合い下さり、ありがたいです〜♡
スッキリできました〜m(_ _)m
一緒に読んでお付き合い下さり、ありがたいです〜♡
スッキリできました〜m(_ _)m