ワイルドピッチ

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 37
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928384

作品紹介・あらすじ

高知・海晃学院高校は野球の名門校として知られ、三年生のピッチャー・高橋武蔵はマスコミからも注目されていた。だが、武蔵は肘を痛めているなかでの甲子園出場だった。そのころ、過去に起きた野球部内の不祥事が明るみに出そうになる。武蔵は告発文書の送り主を捜そうと、苛めの被害者である二年生の部員・鈴川大樹の母親に会いに上京する。一方、東京・八丈島付近では、スーツケースに押し込められていた身元不明の死体が発見される。そこには新たな謎が…。注目の新鋭作家が挑んだスポーツ&社会派サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 高校野球、サスペンス?どっち付かずだな。 2016.3.9

  • ワイルドピッチというタイトルなので野球ものだ!と思い飛び付いた。高校野球ととある事件ふたつの軸で話が進み、それらが交錯する…という設定なのだけど、どちらのストーリーも中途半端感が否めない。高校野球だけで書ききっても良かったのでは?高校のモデルは外様強豪校のM徳ではないのかしら…2012/602

  • 野球の、試合の熱気みたいなものが感じられなくて残念。
    サスペンスの部分も野球に半分ページを割いた為か、あまり描ききれてないようで残念。

  • それまでに読んでた作品たちのパンチが強すぎたため。
    あまり惹かれなかった。残念。

    超高校級エースがいる甲子園常連校におこった2年生の次期エース候補のいじめ問題。
    八丈島で見つかったスーツケースに入った女性の死体。

    どうつなげるのか。。。と思ったけど。意外な展開があるわけでもなく。。。。
    うーーーーん。なんか残念。


    40

  •  推理小説にする必然性を、あまり感じない。
     高校野球小説で良かったのでは。
     人と人の姿を、もっと描いていく方が。

  • ピンチを脱した海晃学院のエース高橋武蔵は高知県大会決勝のマウンドを後輩の鈴川大樹に譲っていた。観客からはブーイングが飛ぶなか、大樹は好投をみせ、甲子園への切符を手にする。しかし、予選まえからネットなどで野球部内での【いじめ】が火種になりつつあった。被害者は大樹だった。一度は転校を考えていた大樹だったが、頭を下げて懇願する武蔵に折れ、野球部に復帰する。そして、今回の甲子園への切符。そんな中、殺人とみられる遺体が海から上がる。武蔵、大樹、それぞれ思うことがあるが、甲子園での試合が始まるだった。それは警察の捜査の手も着実に伸びていくことを示していた。__晴れやかな印象の甲子園。しかし、疎ましく思うものや、妬ましく思うものもいるのは事実。努力もしないで被害者顔するものの言い訳には理解に苦しむが、今回出てくる蛭みたいな人物の言い草にも頭にきた。しかし、何を言っても、そういう者の中では自己完結できているのだから困ったものである。そういういやな思いを抱かせてくれたのは著者の描写がうまいからかと自己完結してみたりする。

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著者プロフィール

大阪府堺市生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業。2010年『女騎手』で第30回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。主な著書に「国際犯罪捜査官・蛭川タニア」シリーズ、『ガールズ空手 セブンティーン』『襷を、君に。』『シマイチ古道具商―春夏冬人情ものがたり―』などがある。最新作は『襷を我が手に』。

「2018年 『始まりの家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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