- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334928957
感想・レビュー・書評
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介護の資格を持つ不動産企業の新人社員が配属されたのは病に伏せる次期社長候補(まだ青年)のお世話係と問題物件とされる不動産に関するクレーマー処理。
力強い助っ人、犬頭(いぬがしら)氏と共にズバっとスカっとハチャメチャに解決していく短編集。
自分が世界一強ければ・・・という夢を小説にしたかのような展開です。
謎はいくつかそのまま残りますが、ファンタジーな要素も振り切ってしまっているので楽しめます。
続編がありそうな一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
居座られた部屋
借りると必ず死ぬ部屋
ゴミだりけの部屋
騒がしい部屋
誰もいない部屋
犬太扮する犬頭光太郎と、大島不動産販売の若宮恵美子が、問題物件の謎を解決していく物語。
テンポがよくて、どんなカラクリなのか知りたくて、サクサク読了。シリーズが続いていくようなので、どんな問題物件なのか楽しみー。
大島雅弘さん、元気になれるといいねぇ。 -
前代未聞の名探偵(?)犬頭光太郎登場!
居座り・自殺・ゴミ屋敷・ボルダーガイスト・失踪まで
お部屋に関する問題を人間離れした能力で無理矢理解決。 -
2019.03.30
面白い!
が感想だったけど終わりをはっきりして欲しかったな。 -
獣人や異形頭が好きなので表紙とあらすじを見て「いぬあたまの人間が出る」と期待してたら犬頭(いぬがしら)って名前の普通のイケメンで、1人で頭を抱えました。
でもだんだん普通に犬頭さんを好きになっていく不思議。
たぶんジャンルはミステリだけど、推理というより「推理(物理)」というくらいの超人パワーで事件をどうにかしてくれる犬頭さん。
そんな犬頭さんにだんだん慣れていく恵美子くんの存在も楽しい。 -
難病に苦しむ前社長の息子の世話係で雇われた主人公。
対派閥のせいで、面倒な物件問題解決係に。
すべて短編で、息子の病状以外、ほぼ連続感はなし。
少々態度が大きい、妙な事ができる自称探偵が出てきて
すごすぎる行動力で事件を解決していきます。
そのあまりの堂々っぷりに、唖然とした感じです。
1話目が終わったら、時代劇を見ていたかのような
安定感を覚えてきます。
いやでもしかしまさか、最後にそんなところまで
飛ばされる、とは思ってもみませんでした。
主人公としては、仕事が解決できるしいい話、ですが
普通の会社としては、こんな事はあるのでしょうか?w -
話のためになんでもできるキャラいるからな〜
だけど主人公の女は、こいつである必要性がみじんもない薄さ…
なんの病気か知らないが、
設定無理くりすぎ!
いぬあたまのくだり、うざい… -
犬のぬいぐるみが人間になって事件を解決するという、奇をてらい過ぎた作品と感じます。大倉崇裕さんはいろんなジャンルの物語を書かれます。私は山岳ミステリーや小鳥などの動物を扱った警察官コンビの物語が好きですw。
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大切なのは、いぬがしらさんである、ということ。
あたまではない。そこがとても大事らしいとわかった。
続編絶対読む。こういうの大好きだわ。 -
完全なるキャラ勝ち。
主人公が追い込まれた状況の作り込み、それぞれの問題物件のシチュエーションなど、よく作られているな~と感心する。
が、いかんせん、犬頭さんの能力に頼り過ぎ。
事件が解決する、普通ならば苦労するはずの情報収集や過程など、面倒な部分は全部彼の異能力で突破している。
さすがにこの同じパターンが何回も続くと「手抜き……マンネリ……」と思わざるを得ない。
とはいえ、こう思われることも織り込み済みで書いているのであろうから、プロと言えばプロ。
そして犬頭さんのキャラと、彼が愛する坊ちゃんが可愛いので許す!!(何様)