探偵・竹花 潜入調査

著者 :
  • 光文社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929046

感想・レビュー・書評

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  • (収録作品)ピンク色の霊安室/タワーは語る/あの人は誰?/潜入調

  • 読後感はあまり良くない。
    少しイライラした。
    ストーリーに消化不良があってモヤモヤする。

  • 竹花シリーズは思いのほか面白い。凝った展開でない方が味があって良い。

  • やはり、藤田宜永氏の小説は、ハードボイルドの探偵でなく、実際に実在するような探偵である。
    4話なので、本の厚みがあっても、すぐに、読めてしまう。
    『ピンク色の霊安室』は、トップ企業の御曹司の社長の失踪を探すのあるが、ニューハーフと生活をしていた。
    2人は、写真館の男に強請られており、其の男は、映画俳優の子であるニューハーフを、争った勢いで、殺してしまうのである。
    その子の部屋は、全てピンク色であったのと、最後に、其の彼の映画俳優の父親が、来た時にピンクの携帯を持っているのが、印象的である。

    『タワーは語る』は、ストーカーで、盗聴器を仕掛けられた女性が、主人公で、彼、いとこを、疑うのだけれど、犯人は、彼の友達であり、ストーカーだけでなく、彼女の叔父の銀行マンとしての不逞を恨みに思った犯行であった。

    『あの人は誰?』は、痴ほう症が、進行する前に、昔少年であった時の人に会いたいという依頼である。
    しかし其の人は、当人でなく、其の友達の男が、すり替わっていた。

    『潜入調査』は、昔、金庫強盗にあい父親が、殺害された娘から、犯人探しの依頼を受け、怪しかった2人をマークするが、本当の犯人は、その父親の息子で、あったと、分かるのであ
    る。

    どの話も、構想が、練られており、恋人、夫婦、親子、友人間での、複雑な絡み合いを、盛った作品である。

  • 「探偵さん、あなたは人の心の中に潜入するのが上手いね」 なるほどそういうことだった。確かに。

  • 面白かったです。

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著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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