- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334933364
感想・レビュー・書評
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2004年に出版された本である。その当時の財政、マーケットに危機感を持って書かれているが、その危機感がより現実のものとなりつつある。いくらなんでも金本位制への回帰は無理だろうと思っていたら、部分的金本位制や米国居住者のみの兌換とかいろいろな手法が研究されていることがわかった。興味深い。
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国際関係論が専門の方の書いた本だったということもあり、帝国主義についての記述や政治的な考えとはどのようなものかといった普段は接することの少ない切り口に興味をひかれました。
スタンスがは光文社ペーパーバックスシリーズらしいもので読んでいてハッピーになるものではありませんが国家財政の現状を冷静に把握した上で自分の身の処し方やマネープランについて悩むには充分です(一般人だから悩んでも結果は一緒、ですけどね…)。 -
数年前の本やけん、数字は今と少し違うけど、読みやすい。書いてあることは多少脅しめいたことやけど、現実味がある話。感情抜きにしたら政策としてはうまいやり方とは思う。
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040612
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銀行は信じるな〜!
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“円が紙屑となる日”
■ 国家破産問題は、2004年になって株式市場が好転したため、一時的に危機感が薄れている。しかし、それはただ表面上のことにすぎない。現段階では「新円切替」「預金封鎖」、そして「財産税」が、いつ行われるかは定かではないが、現状が続く限りその日は間違いなく来るのである。
■ それは、政府による国民資産の強奪であって、日本国民である以上、誰もこの強奪からは逃れられない。銀行預金や郵便貯金も、自動的に残高をカットされ、あなたの資産は目減りしてしまうからだ。
■ ここに書かれているのは、身も蓋もない「絶望的未来」である。生活がどんどん苦しくなり、やっとの思いで暮らさなければならないあなたと筆者の未来だ。だが、それでも我々はこの国で暮らしていかなければならないのだ。−本書紹介文より−
今の日本国債は戦時国債よりもひどい有様であることを、どれだけの国民が知っているのだろうか?