レアメタル・パニック Rare Metal Panic (光文社ペーパーバックス)
- 光文社 (2007年1月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334933982
感想・レビュー・書評
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新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:565.8//N37
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国家戦略として、レアメタルが重要ということがよくわかった。
うーん、でも希少金属資源なくても生きていけるなぁ~ -
[ 内容 ]
「産業の米」と呼ばれるレアメタル(希少金属)は、日本が産業立国として生きていくために必須の物質だ。
なぜなら、レアメタルがなければ、パソコンもテレビも携帯電話もハイブリッドカーも作れないからだ。
そのレアメタル市場が、現在、大混乱となっている。
それは、日本がほぼ全面的に供給を依存している中国が、レアメタルの輸出を制限し、さらに買い占めに走っているからだ。
おかげで全てのレアメタルが高騰している。
レアメタルはいざというときのために国家備蓄されているが、それはわずかな量でしかない。
繰り返すが、その備蓄がなくなれば、日本の産業は「開店休業」状態となる。
では、日本はどうすればいいのか?
本書は、生き馬の目を抜くレアメタルの世界で長年生きてきた著者が、その現状を赤裸々に書いたものである。
[ 目次 ]
第1章 世界のレアメタルを中国が食い尽くす
第2章 決して終わらない世界各国の争奪戦
第3章 世界経済はレアメタルによって作られる
第4章 なんでもありの商社で世界を駆けめぐる
第5章 独占に次ぐ独占、そして大損のレアメタル商史
第6章 資源貧国・日本の生きる道
第7章 探検商社の船出
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
携帯電話やパソコンなど、あらゆるハイテク製品に必須のレアメタル。
その供給のほとんどを日本は中国に頼っているが、中国がレアメタルの輸出を制限し、レアメタルが高騰。
日本はどう対応していくべきか。 -
レアメタルとか高校の地理で習った単語で妙に親近感を覚えた。日本の市場の限界も分かった。著者の商社マン時代の体験記も面白く読めた。六章あたりでこれからの日本の戦略を展開していて納得できるけど、一つの可能性が抜けとった。それは中国が日本を完璧に抜き去るというシナリオ。まぁ読んでみてください。
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2/18fin