私にとって神とは

著者 :
  • 光文社
3.50
  • (1)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334970246

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とある個人(そrが遠藤周作という有名人であれ)がどう神を取られているのかを知りたくて手に取った本。神は確固とした物質的な存在のあがめる対象ではなく、働きのなかにいるというのは同感だった。

  • 遠藤周作の宗教観は非常に納得がいく。宗教性がどこからはじまるのか、自分を否応無く構成しているものに対してどのような態度を取り得るか、それらを考えたうえでどのように生きていくべきなのか、こういったことを、きちんと考えて、ひとつひとつに真摯に向き合えるひとなのだということ。わたしが遠藤周作を読んでいて、違和感を感じる箇所があっても読むのをやめないのは、こういうところへの信頼感からきています。

  • 2005年2月。瑞浪図書館。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠藤周作の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×