赤い表紙が目を引く。青木さやかが上京してからの苦労記。TVで本人も言うとおり、たぶん告白本ではないと思う。結局すごくしあわせに思ったんだ・・・というくだりは最後の方になって出てくる。だから“恋愛障害“ってキャッチはいまいちピンと来ない。シッカリしている様でパチンコ・麻雀・借金と荒んだ過去まで赤裸々に書いている。とても文才のある人だ。わずか数ヶ月で書き上げたにしては、濃い内容だと思ったし個人的に楽しめる面もあった。近場、高円寺・新宿・中野が主な舞台。34歳という、近い年齢なので本当に幸せになって欲しい。最初から読むのではなく、気になった章をその時の気分でパッと開いて読むのもいいかな。女性に読んでもらいたい。 最後の飾らない写真が本当に幸せそう。