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- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784335250521
作品紹介・あらすじ
「忠臣蔵」や「阿部一族」を歴史的事実によって検証しつつ、殉死が忠誠心の現れであったという通説を覆す、スリリングな日本文化論。
感想・レビュー・書評
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乃木希典将軍の殉死に影響を受けた森鴎外の小説を端緒として、武士の歴史における『殉死』を構造的に解き明かす。現代人の感覚からは遠い当時の武士たちの思考を覗ける良書。
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殉死とはなんであるのか、どういった人物が、どういった心持ちで行動に走ってしまうのか。といったことが書いてある。
かぶき者と殉死の関係は面白かった。殉死は理決して当時の武家社会の理不尽な強要だったわけではなく、彼らのそのかぶき的、武士的気質から、自己陶酔的に生まれたものでもあったのだ。
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