行政法〈第３版〉

著者 : 櫻井敬子 橋本博之

• 弘文堂 (2011年7月25日発売)

作品紹介・あらすじ

最新の重要判例や研究成果を盛り込み、法改正の動向にも言及した最新版。法科大学院コア・カリキュラムにも完全対応の新世代テキスト。

感想・レビュー・書評

[swlscさんの感想 · 2012年3月31日]

愛の力で介の字貼り。
二色刷りで重要個所が青色の文字で書かれている、所々簡単なまとめが書かれているなど、非常に分かりやすい構成であった。
ただ、詳しい記述について若干省いている感があった。

[キじばと。。さんの感想 · 2021年10月19日]

行政法の基本書です。なお2021年現在、第6版が刊行されているようです。

行政法にかんする重要事項が比較的わかりやすいことばで説明されていて、手堅い解説書といった印象を受けます。ただし、押さえておくべきことがらをコンパクトな叙述のなかにまとめることに著者たちの意が向けられているように思われるところもあり、まったくの初学者にとってはすこし不親切であるように思いました。とくに行政訴訟をあつかった後半は、「行政事件訴訟法概観」と題された章を置くなど、あらかじめ全体像を提示することで読者の理解を容易にするように努められてはいるものの、ポイントがつかみにくいように感じてしまいました。

藤田宙靖『行政法入門』（有斐閣）など、初学者向けに書かれた入門書で概要をつかんだあと、本書で一通りの知識を得るといったつかいかたが適当なのではないかと思います。

著者プロフィール

学習院大学法学部教授（2019年7月現在）

「2019年 『行政法』 で使われていた紹介文から引用しています。」