- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336049544
作品紹介・あらすじ
美術は戦争をどう描いたか。アジア太平洋戦争下で制作された、戦争美術の代表作251点を集大成。歴史の暗闇から甦る幻の傑作。気鋭の批評家・研究者による論考・作品解説、当時の座談会や記事の再録、現所在不明絵画・彫刻の図版も網羅するなど、戦争美術の全貌に近づくためのさまざまな手がかりを収載。
感想・レビュー・書評
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近代美術館の常設展で観てはいたけど、背景を何も知らなかったので。藤田嗣治さんの作品が載っていなかったので、読んでいる途中に改めて観に行ったりもしました。戦争画を通して戦後70年を、これからの事を考える。
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戦争と美術―1937-1945
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この季節になると読みたくなる本。
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戦争画には、単に軍の指示に従ったというにはとどまらない重みがある。それは一人一人の戦争責任ということではない。あくまでも一人一人の画家が戦争という人間性の極限をどう写し取ったかという表現者の問題ととらえるべきではないか。絵画は標語のついたポスターではない。
藤田嗣治の作品が掲載されなかったことは残念。 -
イヤ〜重い。大判の図録でページ数もあるから本が重い。それ以上に中身が重い。歴史が、人の人生が重くのしかかる。