- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336050748
感想・レビュー・書評
-
「あー、何も気にせず笑いたいなぁ」というときに手に取ってしまうウッドハウス・コレクション。
今回も最後まで何がどう転ぶかわからない長編で、にまにましながら読みました。
今回バーティーの平穏を引っ掻き回すのは、かつての婚約者であり、美人作家として活躍中のフローレンス・クレイ女史。
彼女が現在の婚約者とケンカして、再びバーティーに熱い視線を向け始めたから、さあ大変。
彼女に恋する新たな青年の登場に、ダリア伯母さんの経営する雑誌社の売却が絡み、真珠のネックレスの大問題も浮上…ああ、このドタバタ劇がたまりません!
まさかあれが伏線だったとは…という驚きとともに読了。
訳者あとがきで、ジーヴスが漫画になっていることを知りました。
そちらも読んでみたい…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コレクション第9弾。帯に漫画版ジーヴスが…漫画も読みたくなるやんけ!
-
ウッドハウスは人類の宝だと思う。
-
一家に一台、ジーヴス。
-
物語が本当に巧く作られていて、さらにそれを生かす配役の妙。
そして何よりもジーヴスの存在。
やっぱり面白いわ。 -
読書日記。
バーティーは嫉妬に狂った男に命を狙われ、ダリア叔母さんはついに雑誌を売却しようと苦心し窮地に。
ここに、共闘するふたり。
むろん、ただごとでは済まない。
(2009年09月06日読了) -
一組の恋人同士が仲違いして、ダリア叔母さんの金銭問題とかエキセントリックな客人とかが絡みに絡まって、バーティーが元彼女と望まぬ結婚をさせられそうになる、またこのパターンかいっ!って思うのに、やっぱり面白いからついつい読んじゃう。今回は伏線回収が見事!「いつわりの真珠」の章は痛快だったなあ。
口ひげを生やしたぐらいじゃもうジーヴスはバーティーを見捨てたりしないね。一作目より、随分仲良しになったものだ。 -
病床から病床へと回し読みされる『ジーヴスと封建精神』だけが、憂鬱を軽減してくれるただひとつの慰安でありました。(あとがきより)