ドーナツなんかいらないよ

  • 国書刊行会
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336058003

感想・レビュー・書評

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  • 3.5位。
    洋物絵本という感じのキモ可愛い絵。書き込みが細かくてイイ。話の内容も私は好きだった。
    …が、小学生息子は、気に入らなかった模様。まだ、アイについては興味ないか〜

  • ドーナツが大好きなサム。
    家にはたくさん友達がいて遊んでいるけれど、ドーナツよりは魅力がない。
    街にドーナツを探しに行くと、ドーナツを集めているおじさんに出会う。
    サムはおじさんについて行って一緒にドーナツを集める。
    街角にいるかわいそうなおばあさんは。「愛があれば、ドーナツなんかいらないよ」と言っている。
    ところが、おじさんは別のものを集めているおばさんに出会い、意気投合。
    おじさんは「愛があれば、ドーナツなんかいらないよ」と言って、ドーナツをサムに預けて行ってしまう。
    自分1人ではドーナツなんか集められない。
    そのとき、可哀想なおばあさんの棲み処に工場の水が流れ出しておばあさんがピンチ。
    サムはおばあさんの棲み処にドーナツを入れる。
    ドーナツが水分を吸い取っておばあさんは無事助かる。
    サムは「愛があれば、ドーナツなんかいらないよ」と言って自分の家に戻り友達と遊ぶのだった。

    絵が独特。
    すごい書き込んであって込み入っている。
    ちょっと怖い。

    寓意的にも取れる。

    現実的にはドーナツなんてそんなに集めて保管しておけない…。

  • [江戸川区図書館]

    独特の画風。きっとイラストレーター出身なのかな?お話も少し変わっていて、まぁ優しい男の子の話、とも言ってしまえるんだけど、その気になると、そもそもドーナツさがしとか、突っ込みたいところ満載感。でもそうだね、きっと本当はお婆さん≒ホームレスとか、その他もろもろ、現代風刺的な意味も込めているのかも??

著者プロフィール

1947年、漫画家の両親の一人息子としてニューヨーク・ブルックリンに生まれる。1969年、ニューヨークの美術・建築・工学専門の名門大学クーパー・ユニオンで美術の学位を取得。在学中よりスタマティーの作品は高い評価を得、数々の賞に輝いている。1980年代からは、漫画家、風刺画家、イラストレーターとして、ワシントン・ポスト、タイム、ニューヨーク・タイムズをはじめ多くの新聞・雑誌で政治風刺画、漫画を連載。一方、児童向けの絵本作家としても活躍し、代表作に、ニューヨーク・タイムズをして「常軌を逸した強烈さ――予測不能の大騒ぎ」と評させた絵本『ドーナツなんかいらないよ』(原題Who Needs Donuts?、1973年、邦訳は国書刊行会より刊行予定)。読者を虜にする味のあるイラストとユニークで時にはブラックなユーモアのなか中に、子供たちへの作者の暖かいメッセージが込められているのがスタマティーの作品の特徴である。

「2014年 『ドーナツなんかいらないよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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