ゆみさんの感想
2016年3月8日
いろんな要素がつまっていて、ひとつひとつに心を揺さぶられた。 桃太郎のいない桃太郎の話。 それが一番しっくりくる。 祖母に預けられた拓実。問題児一家のオイカワ。 教室内のびみょーな空気の変化。
はこちゃんさんの感想
2015年8月9日
タイトルに惹かれて。 花形みつるさんのお話が好きで、これも一気読了だったのですが、全てが何も解決されないまま物語が終わってしまいました。 成長が感じられたことといえば、タナカくんのお兄さんぐらいかしら。 でも現実だって解決しないことの方が多いのかもしれませんね。 今まで読んだことのない物語でしたが、物語だからこそもう少し達成感があって欲しかったような、このままでもよかったような…複雑な読後感でした。
花形みつる 編訳・絵 神奈川県生まれ。『ドラゴンといっしょ』で野間児童文芸新人賞、『サイテーなあいつ』で新美南吉児童文学賞、『ぎりぎりトライアングル』で日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、『徳治郎とボク』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。作品に「荒野のマーくん」シリーズ、『アート少女』『Go Forward!: 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』など多数。 「2021年 『落窪物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」