ねこが一ぴきやってきた

著者 :
  • 国土社
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本棚登録 : 31
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337330641

作品紹介・あらすじ

ふらりと旅に出たねこは、ふたりの飼い主に出会います。元さかな屋の「魚松」さんちのすぐるくんと、ねこアレルギーママのいる春山家のミナミちゃん。ぶきっちょで、負けずぎらいのねこはふたつの家を行ったりきたり。ごきげんな毎日でしたが…。

感想・レビュー・書評

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  • 読友さんに広瀬寿子さんを教えていただいて、「サムライでござる」の次に「ねこが一ぴきやってきた」を読みました。2007.11発行です。もう説明不要だと思います!(^^)! 猫好きさんは是非読んでください。114ページ、可愛い絵が入ってる大きな文字の童話です!読後、きっと「にっこり」されると思います!

  • 茶色と黄色の虎猫。のどもとには白いえりまきのようなふわふわの毛。飼い主の前田君は何事もチャレンジの前向き青年。海外に転勤が決まり、ネコの新しい飼い主をさがすも、なかなか見つからず、アフリカ転勤をあきらめようと思っていたのだが、ネコは前田青年の気持ちを受け継ぎ、チャレンジ精神をもって家出した。
    新しい町を歩くうちに、ネコは2つの家に出入りするようになる。3歳の女の子ミナミちゃんのいる春山家。もと魚屋で、今はお父さんがトラックの運転手をしているすぐるくんの家。ネコはミナミちゃんにはべーべ、すぐるくんにはプーという名前をもらって行き来してすごします。
    ところがある台風の日。大雨で小学校に避難することになったすぐる君は、プーと一緒に避難場所の小学校体育館に行きますが、そこでミナミちゃんたち春山家と出会い、プーはべべでもあることを知ります。また、春山家でもべべはプーだったんだと気がつき、ネコを放してやります。ちょっとしたいきちがいから、またもや野良猫になってしまったネコ。
    ネコの本当の安住の家は見つかるのでしょうか?


    気ままに見えるネコも、苦労してるんだなと。こんな風に人間のこと考えてくれたりするのかと思うと楽しい。

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著者プロフィール

作家。『そして、カエルはとぶ!』(国土社)で第33回赤い鳥文学賞、第49回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、「ぼくらは「コウモリ穴」をぬけて』(あかね書房)で第55回産経児童出版文化賞大賞、『まぼろしの忍者』(小峰書店)で第27回日本児童文芸家協会賞受賞。その他の作品に『ぼくは忍者のあやし丸』『秘密のゴンズイクラブ』(共に国土社)など。

「2020年 『ひかりの森のフクロウ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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