ふたりはとっても本がすき! (おはなしだいすき)

著者 :
  • 小峰書店
4.20
  • (18)
  • (15)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 270
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338192361

作品紹介・あらすじ

チーターのチッタちゃんとカバのヒッポくんは、本が大好き。でも、読み方がちょっと違います。はやく、たくさん読むチッタちゃんと、ゆっくりじっくり読むヒッポくん。正反対のふたりが本を通して友情を深める物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2人とも 本の読み方が違うのに 悩みは一緒なところが面白かったです。

  • 本の好きな2人、タイプは違うけど。お互いに刺激あうところがいい。

  • もう十何年も前ですかね。バラエティ番組で、「高速で本を読み中身を正確に把握している人」が取り上げられ、その特技の実演をテレビタレントたちが目を丸くして見つめ、拍手を送る様子が放映されていたのを覚えています。
    私は学生の時分にそれを見て、その特技を持っている人の努力を賞賛したものの、特別羨ましいという感情は湧きませんでした。そりゃ教科書を全部そうやって覚えられたら便利でしょうが、仮に物語をそうやって読んでも、結局内容を味わって浸る時間が必要になるだろうと思ったからです。はい、私はヒッポくん寄りです。
    友だちにもいました、めちゃくちゃ太い文庫本をあっという間に読み終えるタイプの子。ワァ…読書家ってこういう子のことを言うんだナァ…と目が点になったのを覚えております。
    今思えば、そんなことで気が引ける必要なんか1ミリもねえぜ!てめぇの好きな本読みな!!と昔の自分に声をかけてやりたいですが、当時の自分は友だちにあわせて背伸びをしてしまったりしておりました。本が好きな子も嫌いな子も読んで欲しい。読むのが早かろうが遅かろうが、内容を覚えてようがいなかろうが、その瞬間の読書経験は君だけのものだ。

    すべての見開きに挿し絵あり。すべての漢字にふりがなあり。3年生の漢字まで使用。ぜひ読みたいけど、読み聞かせに使うにはちょっと長そうかなぁ。

  • 「チーターのチッタちゃんとカバのヒッポくんは、本が大好き。でも、読み方がちょっと違います。はやく、たくさん読むチッタちゃんと、ゆっくりじっくり読むヒッポくん。正反対のふたりが本を通して友情を深める物語。」

  • 自分ももっと上手に読書感想文がかけるようになりたいと思った。

  • 図書館で規定の10冊まで借りて、すぐ読むチッタちゃんと、借りた1冊を2週間ギリギリで読み終えるヒッポくんという対照的なお友達。

    題名のとおり、ふたりはとっても本がすき!という内容。図書館に小さい頃から通う習慣があるって素敵。

    チッタちゃんは早く多くの本を読んでしまうため、ヒッポくんのようにその本の印象に残った文章などを細かく覚えていないことを気にしていたけれど、学校で読書感想文の宿題が出た時に、ヒッポくんにおすすめの本を聞かれて何冊か選んであげることに。
    ヒッポくんはチッタちゃんがおすすめした本をとても気に入り、笑顔になってチッタちゃんも嬉しくなる。

    その後、読書感想文ではヒッポくんが読みたいと思えるような内容で書こうと前向きになる...

    ここで物語りは終わったけれど、まだまだ続きが読みたかった気持ち。
    優しい世界だった。

    *よんでみましょうコーナーより

    【読書時間 11分】

  • 図書館本。私の選定本。6歳10ヵ月。量、内容ともにちょうど良い。一人読みを終えて感想がスラッと出てくるぐらいまでは読み込めないと、面白さを感じられないものね。

  • 対照的な2匹の本を通じての物語。
    みんな違って、みんないい。
    タイプの違う2匹(ふたり)が揃うと、お互いを尊重してまた違った発見ができるんだな、と心が温かくなった一冊。
    図書館では低学年向きの本として置かれてました。

  •  チーターのチッタちゃんとカバのヒッポくんは、本を読むのが大好き。でも、読み方がちょっとちがいます。友だちのいいところを見つけたら、すなおに伝えてみよう。もっとステキな友だちになるはず。
    (児童担当/ししかーち)

  • 本の読み方は人それぞれ。私はチータちゃんタイプだな。お互いの個性をみとめあうことは大事。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1983年、群馬県桐生市生まれ。東京大学教養学部卒業。『サナギの見る夢』(講談社)で第49回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。『ミステリアス・セブンス―封印の七不思議』(岩崎書店)で第7回ジュニア冒険小説大賞を受賞。『カエルの歌姫』(講談社)で第45回日本児童文学者協会新人賞受賞。その他の作品に、『シンデレラウミウシの彼女』『スペシャルQトなぼくら』(講談社)、『給食アンサンブル』(光村図書出版)、『七不思議探偵アマデウス!」(静山社)、「ミッチの道ばたコレクション」シリーズ(偕成社)「なのだのノダちゃん」シリーズ(小峰書店)ほか多数。


「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

如月かずさの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×